口外禁止条項に違反する可能性は低そうだが、仮に違反した場合、X子さんはどのような不利益を被るのか。 「口外禁止条項を盛り込む場合は、同時に違約金条項を設ける場合もあります。この場合、違約金を支払う義務が生じます。これが1つ。 2つ目は、示談が無効となるため、受け取ったお金を返還する義務が生じる可能性があります。そもそも示談をするからもらえたお金なわけで、口外されたら示談の意味がなくなってしまうわけですから。 3つ目が、プライバシー侵害や名誉棄損などで損害賠償請求を受けることも考えられます」 関連記事…