ノーベル平和賞 被団協代表田中氏『世界の皆さん聞いてください日本は我々に何の補償もしてません』 田中氏は、スピーチの中で当初予定に無かった文言を付け加えた。1994年(平6)に制定された被爆者援護法に触れ、「何十万という死者に対する補償は全くなく、日本政府は一貫して国家補償を拒み、放射線被害に限定した対策のみを今日まで続けています」と訴えた。これは事前に配布された文案通りだった。 この後に、「もう一度繰り返します」と話し出した。「原爆で亡くなった死者に対する償いは、日本政府は全くしていないという事実をお知りいただきたいと思います」と予定外の言葉を付け加えて、政府の姿勢を批判していた。 関連記事…