1 : 下川さんは県内の工場で働いていた2018年夏ごろ、大型機械に下半身を挟まれ、骨盤や大腿(だいたい)骨などを粉砕する事故に遭った。すぐにドクターヘリで中央病院に運ばれたが、手術中に一時心肺停止状態になったり、体内で細菌が増殖して臓器不全を引き起こす敗血症になったりした。 壊死(えし)した骨盤の筋肉が敗血症の原因となっていたことから、大村医師は自然治癒の見込みは薄いと判断。下川さんに下半身を切断する手術を提案した。砕けた骨盤を取り除いた上で腹部の下を皮膚で包み込むという手術で、約12時間に及んだ。 大量出血の危険性がある難しい手術だったが、大村医師は「下川さんに体力があり、入念な準備の時間が確保できたのが良かった」と振り返る。世界で同じ手術を受けた5人のうち、術後6年たって生存しているのは下川さんだけ。全文はソースで 4 : 結局下半身切断って…