1 名前:@仮面ウニダー ★:2024/10/10(木) 07:23:42.78 ID:Ztb5CDI0.net 先にご紹介した「韓国から輸出されたFA-50が12機のうち11機が飛行不能となっていた件」です。 上掲の記事では、韓国メディアの報道を引いてご紹介したのですが、ポーランドメディアを当たってみたところ、 より複雑な事態となっていたことが分かりました。 例えば、2024年04月15日にはポーランドメディア『ONET』に以下のような記事が出ています。和訳してみます。 「FA-50戦闘機が地上に留め置かれる」韓国製機体に関する大きな問題 最新のポーランド軍の訓練・戦闘機である韓国製のFA-50は、数カ月間地上に留め置かれていました。 これは、前国防相のマリウシュ・ブワシュチャクによって締結された契約に起因する管理の不備や誤りが原因でした。 韓国の戦闘機に関する問題は他にも多く、パイロットたちは「現在、この機体は空軍にとって利益よりも問題を引き起こしている」と 語っています。 ー中略ー ⇒参照・引用元:『ONET』「Samoloty FA-50 by?y uziemione. Ogromne problemy wojska z korea?skimi maszynami」 これが04月時点の記事ですが、12機中の11機どころか「全機が数カ月間、飛行停止」になっていたと報じられています。 理由はややこしい話で――ポーランド側が契約を急ぎすぎて、パイロットが緊急脱出する際に利用するイジェクションシート (射出座席)のシミュレーターについての契約をし損ない、また武装について何も考慮していなかったため、「何の武装もない状態」 になっている――とのこと。 また、なぜ飛行停止になったかというと――、 (前略) 第23戦術航空基地に配備されたFA-50戦闘機に搭載された射出座席の爆発物に関する認証が欠如していたことが直接の原因でした。 これにより、昨年の秋にFA-50戦闘機が認証なしで飛行していたことに対して疑問が浮上しています。 (後略) ――と書かれています。 戦闘機の射出座席というのは、ロケットモーターなどを使ってパイロットの座席を打ち出しますが、これについての認証が抜けていた とのこと。しかし、それならそれで、なぜ2023年に認証なしで飛行していたのだ――と疑問を呈しているのです。 「危ないなあもう」という話です。 武装が付かないので中古市場を当たるポーランド 次に、ポーランドメディア『Money.pl』の2024年09月12日付けの報道です。 (前略) 戦闘装備なし 副大臣の説明によれば、ブラスチャクが発注したバージョンでポーランドに到着した12機は、「恐らく世界初の非戦闘訓練機」である。 副大臣は、契約には戦闘機用の武装の購入は含まれていなかったと説明した。 「その結果、私たちは訓練はするが戦闘はしない戦闘訓練機を手に入れたのです」。 ー中略ー FA-50の武装はもう生産されていない さらに国防副大臣は、FA-50用の武装がもはや生産されていないと警鐘を鳴らした。 「FA-50用の兵装が生産されていないのであれば、この機体用の兵装を購入するのは難しい」 と強調した。 同氏は、軍備庁は、訓練や戦闘モードで航空機を運用し、訓練を行うために、中古の軍備をリースまたは購入する機会を 市場で見つけようとしていると付け加えた。 ー中略ー ⇒参照・引用元:『Money.pl』「Awantura o samoloty dla Polski. “To jest jaki? absurd”」 このFA-50には武装がないよーん――という話で、「中古の軍備をリースまたは購入する機会を市場で見つけようとしている」そうです。 ↑ポーランドに到着したFA-50ですが現地では「どうすんだコレ」状態になっています。 韓国の『KIA』は、ポーランドと契約した「ポーランド用にカスタマイズした『PL』版のFA-50」をあと36機送りつけるつもりですが、 ポーランドからすると「ちょっと待ってくれ」ではないでしょうか。 ポーランドメディアの報道を見ても、やっぱり「安物買いの銭失い」だったのではないでしょうか。 (吉田ハンチング@dcp) 2024.10.09 引用元:…