「私は今でも風評被害だと思っています」 東京エレクトロン(神奈川県)の井上聖一社長(74)は言った。 同じ社名で世界的に有名な半導体装置大手があるが、そことは違う。トイレに設置されているハンドドライヤーの製造会社である。社員5人の中小企業だ。 ハンドドライヤー業界は新型コロナウイルス禍で大打撃を受けた。スーパーやレストラン、ホテルといった各業界団体が2020年5月以降に作成した感染防止ガイドラインに軒並みハンドドライヤーの使用禁止を盛り込まれたからだ。 東京エレクトロンの売り上げは例年の1割ほどにまで激減した。 井上社長は納得できなかった。 ハンドドライヤーの使用について、世界保健機関(WHO)はむしろ奨励していた。そして、使用禁止の対応を取っているのは日本だけだった。 ※詳しくは上記リンクより 関連記事…