1: 2024/09/07(土) 16:48:09.07 総評 青山剛昌 今回は「キャラが結構上手いのに背景がそうでもないなー」という作家さんがチラホラ・・・。 せっかくいいキャラを描いても背景が見づらいと読者はそのキャラがどこに居て何をしようとしてるか凝視することになり その時点でかなりその作品の世界に引き込めていない。 この先に、プロになった時に自分が背景を描けないとアシスタントに「こう描いて」と指示も出来ないので 背景もそれなりに描けるようになった方がいいよ! あだち充 長年、審査員を続けていると読者としての素直な目を失いがちです。 採点しながらのアラ捜しにならないように充分気を付けているつもりですが 自分の体調によっても採点が甘くなったり辛くなったり・・・ なので、審査してることを忘れ、1人の読者になれる作品に出会えると本当にうれしいのであります。 ────そんな作品を心からお待ちしております。 高橋留美子 全体的に絵のレベルは高くキャラクターを描こうという姿勢も感じられました。 キャラクターが良ければ多少のアラも気になりません。 一方でラストシーンが今一つという作品が多かった印象。 物語の結論は作者の姿勢とか考え方を反映するものと思います。 少年漫画に必要なのは極論すれば逆境や理不尽から立ち上がる、夢とか希望とかを読者に提示する物です。 そのために工夫し努力すべきです。あとキャラクターを引き立てる名付けを望みます。 畑健二郎 新人賞は作品の完成度ではなく未来に繋がる才能を見つけ出す場だと思います。 ただ、それでも漫画の基本中の基本が抜けている作品が多かったように思います。 この一作で人生を変える気はあるのでしょうか? 変える気があるなら雑でいいのでしょうか? どれだけ絵が下手でも集中力を持って描けば避けられるミスはたくさんあると思うのです。 人生を変えるために全神経を研ぎ澄まし全身全霊で挑んでいただけたらと思います。 ※関連記事 【画像】サンデー編集長「烈火の炎?ダッサwww 俺がもっといいタイトル考えてあげたよ」→結果www…