1 名前:@仮面ウニダー ★:2024/07/09(火) 13:49:55.13 ID:y/6dVhf8.net 最初の手りゅう弾で叔母と従弟が死んだ。2つ目の手りゅう弾は母親と弟に向けられた。母親はその場で死亡し、8歳の弟は片足が 切れて病院に運ばれたが死亡した。1968年2月24日、当時11歳だったグエン・ティ・タンさん(67)の5人の家族はこうして亡くなった。 グエン・ティ・タンさんはベトナム戦争時にベトナムのクアンナム省ハミ村で起きた「ハミ虐殺」事件の被害生存者であり遺族だ。 グエン・ティ・タンさんは命拾いしたものの左耳の聴力を失い、わき腹などに破片が刺さって負傷した。 体に残された傷よりも長きにわたってグエン・ティ・タンさんを苦しめたのは、頭に生々しく刻み付けられたあの日の光景だ。 あの時ハミ村を襲ったのは、韓国軍の海兵隊だった。「派越韓国軍戦史」などの資料によると、 ベトナム戦争に参戦した韓国軍海兵第2旅団は1968年1月30日から2月28日にかけて「怪龍1号作戦」を展開した。 2月24日にはハミ村を捜索し、民間人である村の住民を3、4カ所に集め、銃撃を加えたり手りゅう弾を爆発させたりといった方法で 151人を殺害した。住民たちは兵士たちが去った後に負傷者を後送し、遺体を収拾して墓を作ったが、兵士たちはブルドーザーで 墓を潰してしまった。この時虐殺された151人のうち48人は10歳以下の子ども、100人は女性だった。 まだ名前が付けられていなかった無名の子どもも3人いた。 「50年以上の歳月がたちましたが、これまで自分がやってきた闘争、やっている闘争の結果に満足したことはありません」 2日のハンギョレとの書面インタビューで、グエン・ティ・タンさんはこう語った。 韓国の裁判所が先日、「外国で起きた人権侵害事件は、真実和解のための過去事整理委員会(真実和解委)の真実究明の対象には 含まれない」という判決を下したことに対する感想だ。 ソウル行政裁判所行政8部(イ・ジョンヒ裁判長)は先月25日、グエン・ティ・タンさんを含むハミ虐殺の5人の被害者が 真実和解委を相手取って起こした行政訴訟で、原告敗訴の判決を下した。 ハミ虐殺の被害者たちは真実和解委に真実究明を申請したが、真実和解委は昨年5月、調査申請を却下した。 却下決定の取り消しを求めた5人の訴訟で、裁判所もやはり真実和解委の主張を支持したのだ。 グエン・ティ・タンさんらは2022年4月、ハミ虐殺について、韓国政府の公式謝罪▽被害の回復措置 ▽ベトナム戦争の歴史記録にハミ虐殺に関連する内容を追加すること▽平和人権教育を強化するよう勧告することなどが必要だとし、 真実和解委に真実究明を申請した。かつて自分とハミ村が受けた苦しみの解決の第一歩は、韓国政府の真実究明だと考えた。 だが、真実和解委は昨年5月、「外国において外国人に対して戦争時に発生した事件にまで拡大適用されない」と判断した。 過去事整理法の定める「1945年8月15日から権威主義統治時代にかけて、憲政秩序の破壊行為などの違法、 または顕著に不当な公権力の行使により発生した死亡、傷害、失踪事件、その他の重大な人権侵害事件、ねつ造の疑われる事件」に ハミ虐殺は含まれないとみなしたのだ。裁判所もやはり真実和解委の決定は正当だと判断しつつ、 「原告の主張に沿った場合、被告の真実究明範囲が過度に拡大する可能性が高い」とした。 そして「過去事整理法に則った真実究明手続きを経なくても、大韓民国には権利救済などを申請する方法がある」と補足した。 「非常に不合理な判決だと思います。外国で起こったことですが、その事件を起こしたのは韓国人たちじゃないですか。 韓国人が外国で恥ずべき行いをしたのなら、それがどこで起きたものであろうと、当然彼らが自ら調査すべきなのではありませんか」 ー中略ー グエン・ティ・タンさんをはじめとする原告は、韓国政府が謝罪するまで真実究明を求めるのをやめないとの立場だ。 原告は今月3日、一審判決を不服として控訴した。 ー後略ー 全文はソースから チャン・ヒョヌン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr ) 登録:2024-07-09 08:27 修正:2024-07-09 10:24 引用元:…