1 名前:昆虫図鑑 ★:2024/11/24(日) 08:49:36.73 ID:LjogJTqJ.net 英フィナンシャル・タイムズ(FT)は11月16日、ウクライナの情報機関の評価を引用し、今年初めにウクライナ軍に奪われた領土の奪還を目指すロシアの取り組みを支援するため、北朝鮮がロシアに国産の「170ミリ M1989自走榴弾砲」50門と「240ミリ多連装ロケット砲システム」20基を提供、それらはクルスク州に移送されたと報じた。 この170ミリM1989自走榴弾砲(1989年確認)は、通常の火砲よりも砲身がかなり長い。 私は、30年前からこの火砲に特別な関心を持っていた。 なぜかというと、これはソウルを直接射撃できるように砲身を長くして発射威力を増大させ、射撃距離を延伸させた北朝鮮の自信作といわれているからだ。 米欧の火砲と比べても、その砲身は細くて異様なほど長い。 北朝鮮は、あらゆる機会にこの砲を大量に海岸に並べて、大きな火炎を出しながら射撃する写真を公表していた。 今回は、このような特異な火砲がウクライナ戦争に提供されることになり、この火砲と多連装砲がウクライナ軍を苦しめるのか、それとも役に立たないのかを考察する。 (略) 4.1000発撃つ前に砲身破裂する北朝鮮火砲 同じ口径でも、砲身が長く射程が長いということは、火砲の構造上、問題が発生しやすい。 射程を長くするためには、装薬といわれる発射のための火薬が多く使われる。その爆発の威力で遠くに飛ばすのである。 また、砲身を長くすると、砲弾に強い圧力をかけ砲弾の回転力を高めることができる。 では、射程を長くするために砲身が長ければ長いほどいいのかというと、そこには限度というものがある。 爆発力を高め砲身に圧力を加えすぎると、砲身内部が摩耗し亀裂ができる。 それがさらに大きくなると、砲口内で砲弾が破裂し砲身が折れるか、粉々に破壊することになる。 砲身が細くて長ければ、その可能性が高くなる。 北朝鮮の170ミリ榴弾砲は、ソウルを狙って長射程で射撃しようとして設計されているために、砲身が細くて異常ともいえるほどに長い。 このため、この火砲の砲身は、300~500発ほど発射(戦場での10日から1か月の砲弾発射量)すれば、おそらく壊れるであろう。 また、衝撃も大きいので、火砲を支える装置や砲身の後退の衝撃を緩和する装置が壊れることにもなる。 (略) 7.北朝鮮兵や火砲は精密誘導砲弾の餌食 北朝鮮は、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領から求められて、最初は「イスカンデルMミサイル」に酷似した「KN-23」とロシア軍用の砲弾を、次には北朝鮮の兵士約11000人、その次には170ミリ榴弾砲や旧式の240ミリ多連装ロケット砲を差し出している。 北朝鮮は、自国の優秀な兵器で韓国を威嚇してきた。それらの兵器が実戦の場で使用されるのである。 北朝鮮、特に金正恩総書記は、保有する兵器に自信をもっていたと思われるが、急遽実戦の場に投入されて、その兵器の劣悪さが世界に暴露されることになる。 北朝鮮の火砲は発見され、あるいは、砲身が破裂するほどの事故が発生するだろう。 また、ロケット弾は命中精度が悪く、不発弾も多いことも明らかになる。 兵士も近代兵器を使った戦いには不慣れであり、また命令が上手く伝わらないために、多くの兵士が狭い範囲に集まることが多くなるだろう。 つまり、北朝鮮の火砲等や兵士は、ウクライナ軍の格好の餌食になる可能性が高い。 北朝鮮兵の多くの損失や兵器の大きな欠陥が、実戦の場で暴露され、金正恩軍が笑われる大恥を晒す事態になることが予想される。 全文はソースで 西村 金一 引用元:…