1 名前:久太郎 ★:2024/07/06(土) 03:40:24.54 ID:tJUv5/Jf9.net 地時間5日、EURO2024は準々決勝が行われ、開催国のドイツ代表とスペイン代表が対戦した。 いよいよベスト4を決める準々決勝で、開催国のドイツは2008年大会の決勝や2010年W杯の準決勝で敗れているスペインと対戦。2008年大会のメンバーは残っていないが、2010年W杯にはノイアー、クロース、ミュラーが出場しており、ノイアーとクロースはスペイン戦にも出場(ミュラーは出場停止)しており、14年ぶりに訪れたリベンジの機会となった。 ノイアー、クロースはここまでの4試合同様に先発し、ミュラーはベンチスタート。ラウンド16のデンマーク戦に続いてサネとラウムを先発起用し、さらにはクロースの相方にここまで4試合で先発していたアンドリッヒではなくジャンを起用した。 一方、優勝した2010年W杯からは全員メンバーが入れ替わり、ヤマル、ニコ・ウィリアムズ、ペドリら若手が台頭した今大会ではグループステージから無傷の4連勝。開催国を相手にするこの大一番でも、メンバーは変えずに不動のスタメンを起用した。 先に仕掛けたのはスペイン。開始わずか1分、N・ウィリアムズからのクサビのパスをモラタが落とすと、ペドリがこの試合最初のシュートを放つ。しかし、これはGKノイアーがしっかりと抑えた。 スペインに出鼻を挫かれたドイツだが、7分に接触プレーで左ひざを痛めたペドリがプレー続行不可となり、オルモとの負傷交代を余儀なくされたことでスペインの勢いが削がれる形に。 すると徐々にドイツが最終ラインとクロースを中心にボールポゼッションで盛り返し、21分にはギュンドアンの展開からキミッヒの右クロスをハヴァーツが頭で合わせるもGKシモンの守備範囲。35分にはリュディガーのロングパスを前線で収めたハヴァーツが胸トラップから右足でボレーで捉えるも、これはコースが甘くGKシモンがしっかりと抑えた。 まさに一進一退、五分五分の展開のまま互いに無得点で迎えた後半、スペインはイエローカードを貰ていたル・ノルマンに代えてナチョを投入すると、ドイツもジャンとサネに代えてアンドリッヒとヴィルツを投入と、両軍ベンチがハーフタイムで動いた。 試合が動いたのは51分、右サイドのヤマルがカットインしてゴール前に横パスを出すと、後方から走り込んできたオルモがゴール左へとダイレクトで流し込み、スペインが均衡を破った。 先制を許したドイツは57分、ギュンドアンとラウムに代えてフュルクルクとミッテルシュテットを投入。スペインも63分にヤマルを下げてフェラン・トーレスを投入する。 前線にストライカーのフュルクルクが入ったことで、ドイツはシンプルにサイドからのクロスが多くなり、スペインは前掛かりになったドイツに対してカウンターのチャンスが増える。 迎えた77分、右サイドでキミッヒからの縦パスを受けたヴィルツが、ペナルティーエリア右から折り返すと、ゴール前のフュルクルクが滑り込みながら合わせる。決定機だったが、これは右のポストを叩いた。 逃げ切りたいスペインは79分にモラタとN・ウィリアムズを下げてメリーノとオヤルサバルを投入。ドイツもターに代えてミュラーを投入し勝負に出る。82分にはGKシモンのゴールキックがミスとなり、奪ったハヴァーツがループシュートを狙うもわずかにゴールの上へ。 ドイツが決定機を決めきれず、スペインがこのまま逃げ切るかと思われた89分、ミッテルシュテットの左クロスをファーポストのキミッヒが頭で折り返すと、ゴール前のヴィルツが右足ボレーでゴール左へと沈め、土壇場でドイツが同点に追いつき勝負は延長戦へともつれ込んだ。 追いつくために守備の枚数を減らしていたドイツは延長戦でハヴァーツに代えてアントンを投入し最終ラインを整える。しかし延長前半はスペインがドイツ陣内でボールを回し、主導権を握る。ドイツもカウンター気味にチャンスを窺うが、1-1のまま延長後半へ。 すると開始早々、ミュラーの右クロスをフュルクルクが落とし、ムシアラのボレーがククレジャの腕に当たる。ドイツはハンドを要求するが、笛は鳴らなかった。 このままPK戦かと思われた119分、左サイドからオルモが右足で入れたクロスを、ゴール前のメリーノが頭で合わせ、スペインが土壇場で勝ち越しに成功する。残り僅かな時間でドイツが追いつくことは叶わず、死闘を制したスペインが準決勝へと駒を進めた。 スペインは8日に行われる準決勝でポルトガル代表対フランス代表の勝者と対戦する。 ■試合結果 スペイン 2-1 ドイツ ■得点者 スペイン:オルモ(51分)、メリーノ(119分) ドイツ:ヴィルツ(89分) 引用元:…