1 名前:ばーど ★:2024/06/05(水) 12:03:38.29 ID:n8/ulKhN.net 韓国では物価高騰が深刻化し、庶民の生活を圧迫。かつて日本人が抱いていた「買い物天国」「物価が安い」というイメージはすっかり過去のものとなってしまいました。この20年で物価は2~3倍に上がり、外食やデリバリーは値上がりとともに質の低下も問題視されています。こうした状況下で、韓国人の間で人気が高まっているのが「日本旅行」です。(韓国在住ライター 田中美蘭) ● 日本人にとってソウルは人気の渡航先だが 「韓国は物価が安い」はすでに昔話 今年のゴールデンウィークで、日本人の海外旅行の人気の行き先1位がソウル、5位が釜山という記事を目にした。2位にハワイのホノルルが入っているものの、上位の他の顔ぶれは台北(台湾)、バンコク(タイ)などアジアの都市に集中していたのは、やはりこの円安の中で海外旅行をするのに、欧米は負担が大きいということだろう。 円安なのはドルやユーロに対してだけではなく、他国の通貨に対しても円が安くなっている状況なので、韓国に来た日本人旅行者たちも、円に換算すると物価高に感じたはずだ。かつて日本人にとって韓国は「買い物天国」「物価が安い」と言われていたが、すっかりそれも昔の話になってしまった。 ● 大統領が長ネギの値段の相場を 知らなかったために選挙で苦戦 4月に行われた国会議員総選挙でも、韓国の物価高騰を象徴するような話題があった。選挙戦前の3月、大統領の尹錫悦(ユン・ソンニョル)氏がソウルにある農協系のスーパーを視察した際、そこで売られていた長ネギの価格が1束875ウォン(約99円)であることについて「適正な価格だ」と述べたのだ。長ネギは、店舗などによって価格のバラツキが多少あるものの、だいたい1束3000ウォン(約341円)程度が相場なので、尹氏が見た長ネギはかなりの特売品だったのである。これが波紋を呼び、さまざまな反応が沸き起こって、「大統領は物価を知らないのか」という批判の声が上がって、選挙戦で与党を攻撃するネタに使われた。 結局この選挙で与党「国民の力」は大敗を喫し、尹政権にとっては残りの政権運営は相当厳しいものになってしまった。もちろんそれだけが原因ではないが、国民から見れば、尹氏の認識のズレがイメージダウンを招いたのは間違いない。尹氏の発言を鬼の首を取ったかのように責め立てていた野党は見苦しいし、それに流されてしまった国民も残念ではあるが、それだけ食を中心とした物価の高騰は生活に影響を与えているといえる。 話を物価に戻そう。韓国では長ネギ以外の野菜や果物の価格が高騰しており、ホウレンソウ1束3000ウォン(約341円)、ブロッコリー1株500ウォン(約569円)、リンゴ1つ6000ウォン(約682円)、ナシ1つ7000ウォン(約796円)といった具合で、もはや野菜や果物は「ぜいたく品」なのだ。 そんな状況なので、日本に帰るたびに「日本も物価が高騰しているとはいうが、それでも安い。韓国の比ではない」と身にしみて感じる。韓国では旧盆、旧正月のための料理やキムチ漬けのキムジャンに何種類もの野菜や果物を材料として用いる。韓国人にとって、こうした伝統的な行事や日常の食生活に欠かせない野菜と果物が高騰しているのは、非常に切実な問題だ。 ● この20年で韓国の物価は2~3倍に! 1100円以下でランチを食べるのは難しい 野菜や果物だけでなく、この20年で韓国の物価は全般的に軒並み2倍、ものによっては3倍以上になっている。それでも数年前までは公共交通機関の料金と飲食代は日本よりも安いと言えたのだが、それもコロナ禍による社会生活の制限の長期化による影響で断続的な値上げが続いており、今や韓国で日本より「安い」と言えるものは何だろうかと考えてしまう。 外食やデリバリーの高騰も、頭の痛い問題である。韓国では社員食堂を持つ企業以外は、交通費に代わり昼食代を支給する企業が古くから一般的であった。しかし、ここ数年で飲食代が急激に高騰したことにより、企業が昼食代の支給を見直す動きがあったり、「受給される額では1カ月の昼食を賄えない」といった声が上がったりしている。かつては街中の食堂で1万ウォン(約1100円)もあればお腹いっぱい食べられたものが、今ではそんな店は貴重であり、ファストフードや、海苔巻きやトッポギといった「粉食」と呼ばれる軽食の店ですらも「手頃に」という感覚ではいかなくなっている。 以下全文はソース先で ダイヤモンドオンライン 2024.6.3 17:45 引用元:…