1 名前:蚤の市 ★:2024/05/04(土) 20:36:58.42 ID:CN2ZMDwa9.net 本国憲法は3日、施行から77年を迎えた。改憲論議を推進する与野党幹部らは「『21世紀の日本と憲法』有識者懇談会」(民間憲法臨調)などが開いた集会に出席し、国民投票実施の前提となる改憲原案起草に意欲を示した。岸田文雄首相が掲げる今年9月の自民党総裁任期満了までの改憲実現が日程的に厳しさを増す中、同会代表でジャーナリストの櫻井よしこ氏は「自民党が頑張るとき」と叱咤激励した。 「政治の信頼回復のためにも、政治改革の議論と併せて、憲法改正という重要課題について、党派を超えて連携しながら、真摯に議論を行う姿を国民にお見せしていきたい」 首相は集会に寄せたビデオメッセージで、自民派閥の政治資金問題について陳謝した上で、改憲を自民の最重要課題と位置付けた。 改憲原案の起草を担う国会の憲法審査会では、大規模自然災害や有事に対応するための緊急事態条項の新設に関する議論が進む。 衆院憲法審では大型連休明けに、緊急時における国会議員の任期延長に関する具体的な条文案の作成に向けて動き出せるかが焦点となる。 櫻井氏は集会で、首相の発言について「政治家です。一国の宰相です。この言葉を信じないで、どうやって政治を動かしていくのか、支持していくのか」と迫った。 また、首相の退任後を仮定して、次期首相として世論の人気がある石破茂元幹事長、河野太郎デジタル相、小泉進次郎元環境相ら「小石河連合」を引き合いに出し、「憲法改正をやり遂げるとは思えない」と指摘。「岸田さんの背中を押して、国民の力でいやおうなく政治家が憲法改正に走っていかなければならないような世論を作ってまいりましょう」と訴えた。 この日、集会には改憲論議を推進する自民や公明党、日本維新の会、国民民主党の国会議員が出席し、改めて改憲の意欲を示した。 自民憲法改正実現本部の古屋圭司本部長は「(改憲草案を)取りまとめるべき時期」にきているとし、国民投票を早期に実施すべきと言及。条文化作業に後ろ向きな立憲民主党を念頭に、憲法審で改憲草案の起草作業が進まない現状を「発議権を有する立法府の不作為」と述べた。 公明党の大口善徳氏も、緊急時の国会議員の任期延長のための改憲は「(議論は)煮詰まっている。国会機能維持のための憲法改正は待ったなし」と後押しした。 一方で、野党の日本維新の会と国民民主党からは、国民投票実施に向けた具体的な日程を詰めるべきとの意見が上がった。 維新の小野泰輔氏は「時間を区切って、ちゃんと結論を出していくっていうのが当たり前だ」と指摘。この日、首相がビデオメッセージで憲法改正を「先送りのできない課題」と発言したことに対して、「ここまでおっしゃったのだからぜひやっていただきたい」と求めた。 国民民主党の玉木雄一郎代表も「具体的なお尻を切ってやらないと結果は出ない。しっかりと緊急事態条項については前に進める必要がある」と述べ、自民に対して、改憲実現に向けた現実的な進め方を議論すべきと強調した。 産経新聞 24/05/04 引用元:…