1: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2024/04/22(月) 07:34:20.111 ID:Wfq+ioYU0.net トングリ砂漠では、日照時間が年間3000時間にもなり、そのうちの半分以上は発電に適した日照が得られる。 実績によると、ここでは1平米あたり2000kWから3000kWの発電が可能で、一般家庭の電力であれば、わずか2平米でまかなうことができる。 当初は、砂の中にワラを埋めていき、格子状の保護帯をつくり、砂を固定する試みがされたが、あまりうまくいかなかった。 砂の中のワラは腐りやすく、保護帯が壊れてしまうのだ。 さらに、太陽光パネルを設置しただけだとうまく運用ができないこともわかった。 砂塵などが起きると、太陽光パネルが風を撹乱し、パネル設置箇所の砂が削れてしまい、砂塵によってパネルが転倒するなどの事故も起きた。 そこで、砂漠周辺に自生をしている灌木の一種である梭梭などを植える試みがなされた。 灌木は成長が早く、吸水性がよく、少ない水で育つことができ乾燥に強い。さらに、根がしっかりしているため、砂塵にも耐えることができる。 これで砂を固定し、砂塵に耐えようという発想だ。 また、灌木もさまざまなものが試され、最終的にはキバナオウギが選ばれた。 このような植物は乾燥に強いだけでなく、成熟をすると漢方の生薬として販売することができる。 つまり、太陽光で発電をし、羊を放牧し、漢方薬を収穫するという、1つの土地を3つの用途で活用するサイクルができあがった。 灌木はわずかとは言え、水を必要とする。この水はどうするのか。 太陽光発電パネルには砂がかぶり、次第に発電効率が下がっていくため、定期的に洗浄をする必要がある。 この水を地面に流し、灌木の水分とする。太陽光発電パネルが適度な日陰をもたらし、水分の蒸発も抑えられる。 現在、緑地化が進み、次は食用野菜の栽培ができないか、挑戦が続いている。 ↓ ↓ ↓…