NTTと三菱重工がレーザー無線給電で世界最高効率、1kWを1km送光して152W受電(MONOist) - Yahoo!ニュース - NTTと三菱重工業が2025年9月17日、大気中のレーザー無線給電で世界最高効率を達成。 - 1kWのレーザー光を1km先の受光パネルに送信し、152W(効率約15%)の電力を取得。- 実験概要: - 実験場所:和歌山県白浜町の南紀白浜空港の旧滑走路。 - 実施時期:2025年1~2月。 - 条件:送光ブース(光学部品)と受光ブース(受光パネル)を1km離して設置。光軸高さは地面から約1mで、大気の揺らぎが強い環境。- 技術的特徴: - NTTの技術:長距離フラットビーム整形技術で、レーザー光の強度を1km先でも均一化。 - 三菱重工業の技術: モジナイザとコンデンサーを用いた出力電流平準化技術で、大気の揺らぎによる影響を抑制。 - レーザー:波長1070nmのファイバーレーザー(出力1035W)。 - ビーム整形:回折光学素子と方向制御ミラーでビームを調整。 - 受光パネル:シリコン製光電変換素子(太陽光発電パネル)を使用。- 課題と解決: - 課題:レーザー光の大気中伝搬で強度分布が不均一になり、電力変換効率が低下。 - 解決策:ビーム整形技術と出力電流平準化技術の組み合わせで効率向上。…