自転車事故の増加を受け、警視庁および各道府県警察では啓発活動を通じて自転車のマナー向上に取り組んでおり、2022年3月には自転車関連の違反や事故が多い地域を 「自転車指導啓発重点地区・路線」として公表し、啓発活動を強化している。 また、2022年10月には道路交通法が改正され、信号無視、逆走、酒気帯びなどの道路交通法違反者に対する「赤切符」制度が実施された。それまで自動車やオートバイに適用されていた「赤切符」制度が自転車にも適用されたのである。 ただし、自動車とオートバイは一度の交付で裁判所に出向き罰金を納める制度だが、自転車の初回は警告のみ。3年以内に2回以上赤切符を切られた場合のみ3時間の違反講習(6000円)を受ける。そのため、状況は改善せず、新たな対策として青切符の導入が決まったのだ。…