1 名前:昆虫図鑑 ★:2024/03/07(木) 08:44:01.36 ID:YRwL0MYQ.net 日経平均の急速な上昇については韓国でも大きな関心を呼んでいる。 34年ぶりに最高値を更新した際には大手紙が1面トップで報じた。一方で、韓国株は元気がない展開が続いている。 日経平均の急速な上昇に関連して、ここ1か月ほど韓国メディアは連日のように「元気な日本経済」について報じている。 「元気な日本経済」の報道相次ぐ 2024年3月4日、日経平均株価が午前中に初めて4万円を超えた。 この日の昼食を一緒した韓国の大企業幹部からも、日本株や日本経済について質問攻めにあった。 ごく短い期間に韓国での日本経済に対する一般的なイメージは急変してしまった。 最近筆者が何度も聞く話や、メディアに登場する話題はこんな内容だ。 「日立製作所やソニーなど日本企業の構造改革は見事に成功した」 「TSMCの巨大工場が熊本で年内に量産を始める。日本の半導体産業が復権しつつある」 「EV(電気自動車)の本格的な普及はまだ先だとみていたトヨタ自動車の予測通りに世界の自動車産業は動いている」 「虎ノ門ヒルズ、麻布台ヒルズ、八重洲地区の開発・・・東京の変貌ぶりは目を見張らされる」 「東京だけでなく地方都市に行っても人出が多くて経済に活気があることがすぐに分かる」 日経平均や一部企業の業績は好調だが、「元気な日本経済」を実感している日本人がどれほどいるのか? つい最近、2四半期連続で実質GDP(国内総生産)がマイナス成長になり、2023年の名目GDPがドイツに抜かれて世界4位に転落したという発表があったばかりだ。 韓国でも、つい最近までは日本経済に関してはこういう「長期不況」のニュースが大きく取り上げられたが、いまは全く逆になった。 「良いニュース」の大きな扱いがやたらと目立つのだ。極端から極端というのはこういうことなのかという感じさえ受ける。 韓国の株価はどうして上がらないのか? 特に日本の株価の上昇ぶりには、予想を上回る大きな関心を見せる。驚きの声が上がると同時に、会う人ごとに同じような質問が出る。 「どうしてこんなに株価が急ピッチで上昇しているのか?」 「企業や政府は何か特別な措置を講じたのか?」 韓国では、日本の株価が上昇している理由に大きな関心を持つ一方で、もう一つの声も強い。 「韓国の株価はどうして上がらないのか?」 確かに最近はぱっとしない。韓国資本市場研究院によると、2011年以降の株価指数収益率を国際比較するとこうだ。 (主要国株価指数収益率、2011年1月~2024年1月末) 米S&P500 285% 独DAX 144% 日経225 254% 印NIFTY 254% 台湾TWSE 99% 韓国KOSPI 21% 中国上海総合 -0.7% 世界的な株高の流れの中で韓国が取り残されているのは明らかだ。 だから、韓国メディアでは「コリア・ディスカウント」という言葉が頻繁に登場する。 日本の株価が上昇しているのは1つや2つの理由からだけではない。 韓国の株価が低迷しているのも、いくつかの要因が重なったためだ。 中国依存 では、いったい何なのか? 一つはもちろん韓国企業の業績が低迷していることだ。 特に韓国経済の牽引役である半導体、石油化学、鉄鋼などの主力業種の企業の業績が特に最近良くなかった。 2000年以降、韓国経済の成長動力となってきたのはこれらの業種の企業だが、その次の成長動力がなかなか出てこない。 一時は、EVバッテリーなどが注目を集めたが、ここにきてEV普及の遅れで勢いがなくなってきた。 韓国は消費者物価の上昇率が日本より高く、個人消費も伸び悩んだ。インバウンド消費は増えてはいるが、期待ほどの力強さに欠ける。 ネイバーやカカオなど新興企業もいろいろな問題を抱えて勢いに欠ける。なかなか株高の材料がないのだ。 まだ他の理由もある。中国との関係だ。 韓国紙デスクは、主要国の株価指数との比較に注目する。 「ここ数年の米国、欧州、日本などの大きな課題は、中国経済とのいわゆるデカップリングだ。韓国経済は中国依存度が高い」 (玉置 直司) 続きはソースで 引用元:…