1 名前:昆虫図鑑 ★:2024/03/02(土) 16:12:12.37 ID:7b/pK/h4.net 2月中旬。東京都内の公園で久しぶりに会ったソウル出身の韓国人の女性(39)は、日本での子育ての定番アイテムとともに現れた。 約20万円で購入した「電動アシスト付き自転車」だ。「高くてちゅうちょしたけど、もっと早く買えば良かった」 韓国で長年勤めた大手企業を辞め、日本で転職を決めたばかり。その吹っ切れたような表情からも、ソウルの生活では乗る機会がほぼなかったはずの自転車を購入したことからも、移住先の東京で暮らしていくという強い覚悟を感じた。 「東京の居心地が良くて、夫も呼んで、家族で定住するつもり。韓国に戻れば、また子どもたちに塾をはしごさせる日々が待っている。韓国とは違う方法で子育てをしてみたい」 そんな思いを昨年、女性から打ち明けられた時は驚いた。女性は休職して2人の子どもを連れ、東京の大学院に留学中だった。でも、同じソウル生まれで年齢も同じ私(安)は「その気持ち、わかるなあ」とも思ったのだ。彼女の言う日本の「居心地良さ」とはこんな感じだ。過剰なまでに競争するような雰囲気がない、街全体が子どもを「拒否」していない……。 【そもそも解説】出生率0.72 韓国の少子化、なぜ急速に進む? 実は私もここ数年、5歳の娘と3歳の息子を連れて韓国に帰国するたびにそう感じるようになっていた。息子がバスの中でおしゃべりをすると何度も注意されたり、娘が体調不良でぐずっていると冷たい目で見られたりした。現地でも賛否両論はあるが、「ノーキッズゾーン(子どもお断り)」の表示を掲げるカフェなども見られるようになっている。知人から「ノーキッズゾーンの飲食店があるから、確認して入ったほうがいいよ」と初めて聞いた時は耳を疑った。 私が知っている「おせっかい」なほどのやさしい雰囲気が、どこかに行ってしまったようで、戸惑った。彼女も、そうした視線を敏感に感じ取っていた。 それでも、わざわざ移住までする? まだ納得がいかない私が詳しく尋ねると、それは「韓国脱出」とも感じられるものだった。 続きは有料記事 引用元:…