1: ばぐっち ★ 2024/02/20(火) 21:18:34.59 ID:??? TID:BUGTA 能登半島地震の発生から1カ月以上が経過し、現地では避難所運営を巡り、一部の被災者に特定の役割が固定化されることへの懸念が高まっている。特に毎日の食事作りは女性に偏る傾向があるという。ボランティアの聞き取りに対し、「男性もカレーくらい作ってくれたらいい」と打ち明ける声もある。 「発災から2~3週間くらいまでは、被災者自身も命を守ることを優先して過ごしていた。1カ月以上が経過した今は、避難所を実際に切り盛りしている人たちの積み重なった疲労やストレスが心配だ」 そう話すのは、これまでに2回、石川県穴水町で避難所運営の支援を行った「男女共同参画地域みらいねっと」代表理事の小山内世喜子さんだ。 東日本大震災以降、「防災にも男女共同参画の視点が必要」という認識のもと、学校での避難所の運営訓練や、各地で女性の視点を取り入れた住民向けの「避難所運営マニュアル」作成などに取り組んできた。 小山内さんが最初の訪問のときから気になったのが、日中の避難所の働き手が一部の女性に限られていることだった。 「仕事や家の片付けがあるからなのか、避難所には日中、働き盛りの男性の姿が見えなかった。残っているのは高齢者が多く、体を動かしているのは30~50代くらいの女性らが中心だった」 発災から1カ月が経過した2回目の訪問の際には、状況がより過酷になっていたという。2次避難先に移動したり、仕事を再開したりして、避難所の女性の働き手が少なくなり、残された人の中で、役割の固定化が鮮明になっていた。 断水が続く中、避難所で過ごす人のために3食用意するのは重労働だ。 小山内さんは「女性らは『それが自分の役目』と一生懸命、料理をしていたが、一人ずつ、じっくり話を聞いていくと、『男性にカレーでもいいからつくってほしい』という本音を支援のメンバーに打ち明けてくれた」と語る。 小山内さんは多様な要望を客観的に聞き取り、意見を調整して合意形成に導く「ファシリテーター」の存在が必要だと話す。 「避難所で生活する被災者の誰かがリーダーシップをとり、ファシリテーターになるのもいいが、特に地方だと人間関係が近く、軋轢(あつれき)も生じやすい。第三者の立場から避難所に関わり、聞き取った要望を行政や企業につなぎ、避難所内の役割分担の調整ができる人材の育成が求められるのではないか。もちろん、そこにも女性の視点が必要だ」(抜粋) 引用元: ・【社会】「男性もカレーぐらい作って!」 避難所、お昼は女性ばかりになり食事準備が重労働…