567 名前:大人の名無しさん[sage] 投稿日:04/12/24(金) 02:08:54 ID:CdfiqXoL [1/2]長文、スマソお見苦しい文章かもしれんが吐き出させて下さい。先月、父親が亡くなった。病名は癌で、入院した当初から主治医には「とにかく延命を第一に考えていきましょう。」と別室にて説明された。(もう既に手術は出来ない状態だった)ある程度覚悟はしていたものの、あぁ・・やっぱり良くはならないんだ・・とそう思うと、やけに病室の壁が白く光って見えた。それからというもの何をおいても父優先の日々なにしろその時既に足が動かなかったから。我が儘で他人の意見なんて全然聞こうとしないけれど病気に対する愚痴や不満などはほとんど言わなかった父。この二年半の間、父も母も自分たち家族も懸命に努力してなるだけ『普通』でいようと、そんな空気を雰囲気を必死で作ってきたと思う。もはや抗ガン剤もインターフェロン(免疫療法)も生活の一部なんだ・・・と、いつもの表情でなにげなく話す父。そんな父と少しでも一緒にいられることが嬉しくて、けれど辛かった。568 名前:大人の名無しさん[sage] 投稿日:04/12/24(金) 02:09:26 ID:CdfiqXoL [2/2]上の続き徐々に転移が進み、起きあがることさえできなくなってもその気丈さは変わらずで「病院の飯は不味いから来週には家に帰る」なんて憎まれ口を叩いていたというのに。そんな父が、ある朝病室で洩らした一言。「昨日、オヤジの葬式の夢を見た。祭壇には花が沢山飾ってあって立派だな、って思うんだけど・・何故かその写真が俺の顔になってるんだよ。俺、もうダメかもしんないな。」心の中で声にならない程の衝撃を受けたものの、必死でいつも通りに「そういう夢って確か逆夢っていって、これから徐々に良くなる前兆じゃないの?」と返事をした。「そうだな、まだまだ頑張るよ。」って言って目を閉じ寝息を立てた父の病室を出て一人、泣いた。いつも気丈に振る舞っていたけれど父は一人の時病室の白い天井を見てどんな思いでいたのかを考えると ただ、涙が止まらなかった。もっと気のきいた言葉をかけられない自分に腹が立った。それから容態が急変し 丁度1週間後、父は家族全員に看取られ逝った。もう病院へ行っても家へ帰っても父は居ないんだと思うと泣けてくるけど最後まで家族交代で病院に付き添い父の世話が出来て良かった、と思う。父がした祭壇の夢話は、唯一父が洩らした本音なのだと思った。でもこの話は母にも誰にも出来ない(哀しくなるだろうから)のでここで吐き出しスマソ(\'A`)…