1: ばぐっち ★ 2024/02/11(日) 12:44:24.09 ID:??? TID:BUGTA 「いくら資格を持っていても、私1人でできることなど限られたことです。1人1人に心から盛大な感謝の気持ちです」。 女性看護師はこう心境を語ります。20代前半で、集中治療室で勤務。この4月で看護師になって4年目を迎え、コスプレイヤーとしても活動しています。今回、パセリン(@9936677705pase)のアカウントでX(ツイッター)に当日の様子を報告しました。 2月6日午前10時ごろ、夜勤明けの女性看護師は、その日に予定されている研修前に何か食べておこうと、松屋に行きました。店内には女性看護師と、中年の男性4人がいました。 急に高齢男性がうめきながら倒れてしまいました。 「すぐに駆け寄って声をかけるが眼球上転、除脳硬直(何らかの原因による脳のダメージで起こる姿勢のこと)していて確実に脳疾患。そこに1人のおじ様が素早く駆け寄ってきて、『僕。警察官です」と。そこで私も名乗る 『私は集中治療室の看護師です』と」。ここから、テンポよく応急処置が執り行われます。意識の確認、気道確保など。靴を脱がしてベルトを緩め、最善を尽くしていきます。 一般の職業とみられる残りの客もそれぞれ自分ができる行動に出ます。 「凄かったのは周囲のお客さんと店員さんも。1人はAED(自動体外式除細動器)を探して走って外へ。(店内には無かった) 1人は店員さんと救急車に連絡。 1人は救急隊が店内に直ぐに入ってこられるよう椅子や机を退かして動線作り」 一方で、高齢男性の呼吸は悪化してしまいます。ここで男性警察官が思い切った救命行動に出ます。「高齢男性の口に直接手を突っ込み開口。舌を押して気道確保」。そこから声をかけ続け、数分後に高齢男性の意識レベルが回復。散大していた瞳孔も戻っていったそうです。 そして、男性客たちの誘導によって迷うことなく、救急車が到着しました。倒れた時の状況、そこからの処置、病態をしっかり説明。大仕事を終え、「搬送されるまで見送り、5人+店員さんで深呼吸」。こうして救急搬送までスムーズに事が進みました。 女性看護師は「終始誰も座ってなかった。一人一人が出来ることを全力でやってた。みんなただ牛丼食べに来ただけ。知らない人の集まりが、こんなにも団結出来たことにただただ胸が熱くなった。みんなでお互いにありがとうを言い合って解散。忘れられない日になった」。投稿でこう振り返りました。 救命活動のポイントになったのはどんなことでしょうか。女性看護師は「たまたま現場に看護師と警察官がいたということ、そして、一般の方にもかかわらず積極的に人命救助の手助けをしてくださったことが大きいです」と強調します。 3人の客は、女性看護師や男性警察官の指示によって動いていたのではなく、各自が自発的にできることを考えて行動していたそうです。スムーズな搬送につながり、「心から感謝しております」。 また、男性警察官の行動にも特筆すべきところがあると言います。「専門職とはいえ、1人だと大変不安であったのですが、警察官の方も救命知識を持っている方であり、お互いに安心感のある中での活動でした。特に警察官の方ですが、正直、手を直接入れての気道確保はあまりおすすめはできません(噛まれたりする可能性もあるため)。しかし、今回のような道具も何もないとっさの救命が必要な現場での行動として大変正しかったと思います。このコロナ禍の中、ためらいもなく知らない人間の口腔内に手を突っ込める、という行為はみんながみんなできることではありません。心から尊敬しました」。人命優先の判断に敬意を表します。 投稿は21万件の“いいね”を集めるなど大反響。「かっこよすぎる! 全員かっこいい!」「理由などなく、人の命を失ってはいけないという信念で皆さんが作り出した奇跡」「このスピード感と連携の緻密さは素晴らしいの一言」「映画のワンシーンのよう」「凄いこんな人達が居るなんて、本当に素晴らしい!」「登場人物全員がヒーローですね!」など、驚嘆の声が続々寄せられています。 女性看護師は「本来、人が倒れた時、すぐに動ける方の方が少ないかと思います。それでも、今回のように『救急車へのいち早い連絡』『倒れて意識がない=AEDを探す』等ができるだけでも医療者としてはとても助かります」と教えてくれました。また、緊急時に役立つ有益な情報もあるそうです。「今回私のツイートにリプをしてくださった方々の中に何名か、『近くにあるAEDを検索できるアプリがある』とのことをお伝えいただきました。私もそのようなアプリの存在は初めて知りましたので普及していけば役立つかと思われます」と話しています。(抜粋) 引用元: ・【社会】牛丼屋で男性倒れる→「私、看護師です!」「僕、警察官です!」と客5人連携で奇跡の救助成功…