
スポーツと遺伝子ドーピングを問う:技術の現在から倫理的問題まで中村 桂子晃洋書房2022-01-30アンチ・ドーピング 徹底解説! スポーツ医薬 服薬指導とその根拠中山書店2020-02-101: 以下、名無しで筋肉速報がお送りします 2025/05/23(金) 10:07:41.04 ID:5lvhV7fh9 選手のドーピングを容認する(むしろ薬物の使用を推奨する)、オリンピック形式の新たなスポーツ大会として物議を醸していた「エンハンスド・ゲームズ(強化された大会)」が、2026年5月、ラスベガスで開催されることが明らかになった。 主催者らの発表によると、第一回大会は2026年5月21日から24日まで、米ラスベガスのリゾート・ワールドで開催される。4日間にわたり、競技者は陸上競技、重量挙げ、水泳競技などに参加するが、その際、あらゆるエリートスポーツで禁止されている薬物や医療的処置を利用することができる。 「スポーツと科学における革命」と銘打たれたこの大会では、主催者らが「超人性」と呼ぶもの──トップレベルの大会における医薬的・技術的強化が一般化する未来を受け入れることを目的としている。 しかし、大会の支持者らが過去からの脱却を掲げる一方、安全性や公平性、スポーツの誠実性を脅かすとして警鐘を鳴らす声もある。 「我々は人間の卓越性に新たなカテゴリーを創造します」とエンハンスド・ゲームズの宣伝資料は謳う。彼らが目指すのは「競技力向上薬が安全に、オープンに、医学的監視のもと使用される世界」だという。 「医学の進歩を受け入れるスポーツ大会」 売りはシンプルだが過激だ。「禁止薬物を使用したアスリートに罰則を科すのではなく、医学的に管理された環境でそれを正常化し、研究する」こと。そのモデルにおいて、アスリートは自然に競技に参加するか、選手自身の強化プロトコルに従って参加するか、または米食品医薬品局(FDA)による臨床試験段階の薬物を使用した、臨床試験として参加するかを選択できる。 大会創設者であるロンドン在住のオーストラリア人実業家アーロン・デスーザは、現在の反ドーピングポリシーは時代遅れで偽善的だと考えている。「エンハンスド・ゲームズは、オリンピックのモデルを21世紀に向けて刷新するものです」と彼は言う。 「技術的、科学的変化が加速する時代において、世界は未来、特に医学の進歩を受け入れるスポーツ大会を必要としています」 主催者側は、幅広い医学的検査や、個々の健康状態のプロファイリング、独立した科学・倫理委員会による監督を約束している。しかし、選手たちは従来のドーピング検査の対象にはならない。その代わり、どんな物質を使用しているかを開示しなくてはならない。 第一回大会では、ラスベガスのリゾート・ワールドで短距離走、水泳、重量挙げがおこなわれる。賞金は一種目あたり最高50万ドル(約7000万円)、100m走と50m自由型で世界記録を破れば、100万ドル(約1億4000万円)のボーナスが与えられる。 だが、多くの人がこのコンセプト自体に根本的な不安を抱いている。「歴史を通して、身体強化薬物は多くのアスリートに肉体的、精神的犠牲を強いてきた。死亡した選手もいる」と世界反ドーピング機関は声明のなかでそう述べた。「この大会が、特定の治療のために必要な場合のみ処方されるべき強力な物質や治療法の乱用を助長し、アスリートを危険に晒すことは明らかだ」 Bryan Armen Graham 5/23(金) 9:55配信 クーリエ・ジャポン…