1 名前:おっさん友の会 ★:2024/02/06(火) 11:54:23.25 ID:pKzL3wGd9.net 発生から1か月が経過した能登半島地震だが、現在も約1万5000人が避難生活を送っているとされている。余震への恐怖や今後の生活への不安、そしてつのる寒さに震えながらの避難生活では、女性にかかる負担や苦しみが重くなりがちだ。厳しい現実を、まずは知ってほしい。 【中略】 2011年の東日本大震災で避難生活を送った経験を持つ50代の女性が話す。 「幸いにも比較的被害が少ない地域で、1週間に満たない避難生活でしたが、それでも不便なことはたくさんありました。特につらかったのは仕切りや更衣室がなく着替えるときに困ったことと、肌が乾燥して唇がひび割れて痛んだこと。 だけど“物資を支給してもらえるだけ、被害が少なかっただけありがたい”という雰囲気の中で『女性用の更衣室が欲しい』『生理用ナプキンが足りない』『化粧水とリップクリームが欲しい』とは言えなかった。 【中略】 ●エコノミークラス症候群で命を落とすのは女性たち 女性8363人、男性7360人。これは未曽有の広域災害をもたらした東日本大震災の犠牲者の数だ。女性が男性を1000人以上も上回っているが、そうした“ジェンダー格差”はほかの災害でも生じており、2004年のスマトラ沖地震では女性の死者数が男性の3倍にものぼったという。 女性は震災の発生時に在宅率が高く、育児や介護をしていて逃げ遅れてしまう犠牲者が多いこと、男性と比べて小柄で体力もなく、避難がスムーズにいかないことなどが理由として分析されているが、それ以上に注目すべきが避難生活で重篤な状態に陥るリスクだ。 「新潟県中越地震と熊本地震の後、避難生活によるエコノミークラス症候群で命を落としたのは女性だけでした」と語るのは、新潟大学医歯学総合研究科特任教授の榛沢和彦さんだ。 エコノミークラス症候群とは長時間同じ姿勢で狭い場所にいることで足の血行が悪くなり、血栓ができやすくなる状態を指す。充分な水分と栄養素の補給ができないことやトイレの回数が減り、血液の循環が悪くなることもトリガーとなるため、避難生活中は発症率が高まるとされている。 【中略】 なぜ、女性だけが命の危機にさらされるのか。 「いちばんの原因は女性が自分のケアを“後回し”にせざるを得ない状況に置かれていること。 実際、避難所では子供や高齢の両親のために配給の列にひとりで並ぶ女性の姿を目にすることは非常に多いです。食料を調達して食べさせ、トイレの世話をして……と家族の面倒をみることを優先した結果、どうしても自分の食事や水分補給は二の次になり、トイレの回数も少なくなる。エコノミークラス症候群の発症率が上がるのは必然といえます」(榛沢さん) 続きはYahooニュース NEWSポストセブン 2024/02/06 引用元:…