1 名前:名無しさん@涙目です。:2024/02/04(日) 16:26:44.46 ID:kbSx+KM00●.net BE:128776494-2BP(10500) 高英起デイリーNKジャパン編集長/ジャーナリスト 2/3(土) 17:05 北朝鮮は2日、またもや巡航ミサイルを発射した。その一方、国民の間からはこんな声が漏れている。「腐った月がさっさと過ぎないと、このままでは餓死する」。 朝鮮半島で「腐った月」と呼ばれるのは本来、旧暦の閏月である。しかし今の北朝鮮では、生活の最も苦しい毎年1月のことを指すようになった。寒さで市場の人出が減って儲けが少なくなり、様々な病気も流行する。さらに、肥料にする人糞集めに動員される「堆肥戦闘」も加わるなど、1月にはろくなことがないのだ。 さらに北朝鮮国民を苦しめているのは、穀物価格の上昇だ。 (参考記事:北朝鮮「骨と皮だけの女性兵士」が走った禁断の行為) 平安南道(ピョンアンナムド)のデイリーNK内部情報筋は、平城(ピョンソン)市場でのコメ1キロの価格が、年初の4000北朝鮮ウォン(約68円)代後半から、1月25日の時点で5500北朝鮮ウォン(約93.5円)まで上昇した。 コロナ禍以降、不景気が続いており、零細商人は1日の儲けが1000北朝鮮ウォン(約17円)にも満たない。1キロ2500北朝鮮ウォン(約42.5円)のトウモロコシですら、気軽には買えない。 ちなみに白米ではなくトウモロコシ飯を主食とする場合、1日に1.2キロから1.5キロが必要になる。また、1回の炊事に必要な薪も2500北朝鮮ウォンもする。これでは生活が成り立つわけがない。 デイリーNKが定期的に物価調査を行っている両江道(リャンガンド)恵山(ヘサン)では、1月21日の時点で、コメ1キロが5400北朝鮮ウォン(約91.8円)で、平安北道(ピョンアンブクト)新義州(シニジュ)では5100北朝鮮ウォン(約86.7円)で、それぞれ2週間で5.9%、3.9%上昇した。 昨年の北朝鮮の農業生産量は、一昨年を上回ったと伝えられている。韓国の農業振興庁は、2023年の北朝鮮の農業生産量は、前年より31トン増加した482万トンに達したと推測している。 しかし別の内部情報筋は、コメ、トウモロコシ、大麦、アワなどの生産量は多かったものの、2022年に比べると品質が悪くなったと、朝鮮労働党中央委員会総会の分科会で示されたと伝えた。可食部分が少なかったということだろう。また、増加した31万トンでは、北朝鮮全体で25日分にしかならない。 そもそも482万トンでも、需要には全く足りていない。国連食糧農業機関(FAO)と国連世界食糧計画(WFP)の推測では、550万トンの穀物が不足している。 穀物価格の上昇に追い打ちをかけている一因と見られるのが、北朝鮮政府の食糧流通政策だ。 同政府は最近、一部国営企業の給料を10倍?35倍に、協同農場でのコメの買取価格を280倍引き上げる措置を取った。従来のコメ1キロすら買えない超薄給を大幅に引き上げると同時に、穀物を市場ではなく国営米屋の「糧穀販売所」で販売するようにして、食糧流通の主導権を国の手に取り戻そうというものだ。 引用元:…