
あまり信じられていませんが、コラーゲン(ゼラチン等)を食べると髪が増えるんですよ...(定期) — es-mig (@esumi_uoeh) September 13, 2025 Pappelbaum et al., Journal of Functional Foods, 2024 海洋および牛由来のコラーゲンペプチド(m-Collagen, b-Collagen)の経口摂取が、ヒト毛包オルガン培養モデル(ex vivo)を使用して、毛髪の成長や抜け毛予防にどのように影響するかを調査。- 材料: 海洋(魚由来、PeptanR Marine 5000)および牛(牛皮由来、PeptanR B 5000)のコラーゲンペプチドを、消化を模擬したin vitro処理後、ヒト毛包に0.01 mg/mlで5~6日間投与。- 対象: 3人の男性(45、48、59歳)および3人の女性(27、41、48歳)から採取した頭皮の毛包。- 評価: 毛周期(アナゲン、カタゲン)、毛包幹細胞(eHFSC:K15+、K19+、CD34+)の数や増殖、ケラチン発現、毛髪成長速度などを解析。1. 海洋コラーゲン(m-Collagen): - アナゲン(成長期)を有意に延長し、カタゲン(退行期)への移行を抑制。 - 毛母細胞(HMケラチノサイト)の増殖(Ki-67+)が増加、細胞死(TUNEL)は変化なし。 - バルジ部のK15+毛包幹細胞の増殖を抑制し、静止状態を維持。 - K19+およびCD34+幹細胞子孫の数を増加傾向(特にCD34+)。 - 毛髪成長の維持と抜け毛予防に寄与。2. 牛コラーゲン(b-Collagen): - バルジ部のK15+幹細胞の割合を有意に増加、増殖とアポトーシスを抑制し、幹細胞ニッチを強化。 - K19+およびK15+/K19+細胞の割合を増加、特に外毛根鞘(ORS)で顕著。 - アナゲン延長効果は見られず、毛母細胞の増殖やアポトーシスに影響なし。 - 幹細胞の保護と子孫生成を促進。- 海洋および牛由来のコラーゲンペプチドは、異なる機序で毛包幹細胞(eHFSC)やその子孫に作用し、毛髪の健康を維持。- 海洋コラーゲンはアナゲン延長と幹細胞子孫の増加に、牛コラーゲンは幹細胞ニッチの強化と保護に有効。- コラーゲンペプチドの経口摂取は、抜け毛予防や毛髪強化の補助戦略として有望。さらなる臨床試験が必要。…