1: 名無しさん 2023/12/01(金) 11:57:19.77 ID:uSK12FU00 駆逐艦の制御にタッチスクリーンを導入していた米海軍が、昔ながらの物理的なスロットル操作に戻すことを決断した。 米海軍海洋システム司令部が8月9日に発表した今回の決定は、駆逐艦を操縦する船員らがタッチスクリーン式の統合船橋・航海システムを十分に理解していなかったという調査結果に基づいている。2017年に発生したミサイル駆逐艦「ジョン・S・マケイン」と貨物船との衝突事故の一因も、統合システムの欠陥と誤った使用によるものであることが示されている。 調査によると、実際に操舵システムを使用していた乗組員たちがタッチスクリーンを利用せず、バックアップとして用意されていたトラックボールとボタンで操作することがあったことも明らかになっている。 2: 名無しさん 2023/12/01(金) 11:57:31.58 ID:uSK12FU00 海軍の内部調査によると、明らかに複雑なデジタルシステムによるフラストレーションが、海軍全体に蔓延していたようだ。「物理的なスロットルを取り上げられてしまった、という意見が海軍から最も多く寄せられていました。現場からは『われわれが使えるスロットルが欲しい』という声が出ていたのです」と、船のプログラムを統括する海軍少将のビル・ガリニスは最近の講演で語っている。 機械工学を専門とするデューク大学の博士研究員で、米海軍の航空母艦のシステム設計に注目してきたウェストン・ロスによると、こうした不満は決して新しいものではないという。「(海軍隊員は)レヴェルの低い技術を好む人の集団になりがちです。というのも、そういった技術はどんなときでも機能するからです」と、彼は言う。 デジタルシステムやタッチスクリーンを完全に廃止してしまうような決断は、米海軍にとっても珍しいことだ。 引用元:…