1: ひぃぃ ★ 68eu1qxJ9 2025-09-13 21:21:22 長く付き合っている彼女が千葉の某町の、最寄り駅から徒歩20分圏内に住んでいる。家の前にはバス停があり、土日も含めて1時間に4本ほどバスが運行している。料金もこの10年で30円ほど段階的に値上がりとなった。 最初は駅まで170円だったが、現在は200円。それでもバスは高齢者や子供にとっては欠かせない移動手段だし、朝晩にはサラリーマンにとっても欠かせない乗り物になっている。 千葉に住む人は「いや、千葉なんて田舎なんで」とやたら卑下する傾向にあるが、結局15分おきにバスが来るような地域があるだけ、恵まれている。都市部は偉大なのだ。 なんでいきなりこんな話をするかと言えば、本当の田舎のバス事情について語りたかったからである。早速本題に入ろう。(文:松本ミゾレ) ■本当の田舎にはバスが走っていません まず、僕は宮崎県の出身なんだけど、幼少期は日本三大秘境にも数えられる椎葉村って山奥の集落に住んでいた。かなり古い記憶だが、バスが村の入り口までは来て、そのバスで商店が点在する山のふもと辺りまで移動することができた。 少し前、懐かしくなってストリートビューでこの辺りを探してみたが、住んでいた付近に続く橋のところに規制線が貼られており、そこから先に進むことができなくなっていた。記憶にあるバス停もその辺にあるはずだったが見当たらず。バス停のすぐ横にあった個人商店もなくなっていた。 小学生になった頃には、椎葉村から延岡市というところに引っ越した。宮崎県の北部にある斜陽の町である。家の前にはバス停もあったので、ちょっとNAVITIMEで現在の運行状況をチェックしてみたところ、1日に8便という有様だった。 このうち、1時間のうちに2本来るのは18時と19時だけ。しかもこれ平日の話で、土日祝日はバスは走らない。 田舎というのはこのように、バスを交通手段に選べないぐらいの地域が珍しくないわけだ。実際、僕が子供の頃だってバスを移動のために使うという考えは、同級生らの間にも存在していなかった。親の車とか、自転車。あとは気合いの徒歩。え?「電車があるだろ」ですって? すいません、わたくしの実家は最寄りの駅まで車でも20分ほどかかり(それでもかなり恵まれている)、そもそも電車に乗るのが一苦労。 ■田舎のバスはSuicaにも対応してません 僕は千葉の平和交通のバスをよく利用するヘビーなバスユーザーだ。平和交通のバスはいい。本数が多いから待つのが苦痛でない。バス停も多いし。何よりSuicaが使えるのがいいよね。「ピッ!」とやれば乗れるんだもの、便利過ぎる。 しかし2025年現在、僕のふるさとである延岡の駅では、まだ交通系ICに改札が対応していない。今の時点で対応しないってことは、もうこの先も対応しないんじゃないだろうか。 「いや、もしかして流石にもう対応されたかも」と思って調べてみたが、県庁もあるし空港もある宮崎の県南方面辺りはIC対応しているようだが、現状未対応とのことだった。ちなみに宮崎市から延岡市までは、車で2時間ぐらい離れている。 バスを気軽に利用するための原動力として交通系IC対応はマストだと思うんだけど、田舎にはその体力もないんだよね。そもそもそんなに走ってないバス。近代化改修したとて利用者がそもそも交通系ICのメリットを知らずに死んでいくだけだろうし……。 ガールズちゃんねるにも8月中旬に「田舎のバス不便過ぎる問題」というトピックが立っていた。ここにも「Suica等のICカードが使えない。お釣りが出ないから先に両替しなきゃいけない、なのに運賃が260円等中途半端」と恨み節が見て取れる。 トピックには前述の僕の挙げたNAVITIMEのスクショ以上に悲惨な状態のバス停時刻表画像も貼られている始末。ちょっと田舎の人たちのバスへの憤懣やるかたない意見を引用してみたい。 「雪なんか降ったらバス来ないからね」 「ホームページ見ても時刻表なかったりするよね」 「横浜市内だけど最寄駅バス停の市営バス2時間に1本しか来なくて1日4本で終わり。電車の最寄り駅は徒歩5分だけどバス停のほうが近いからバス使ってる」 「日に1、2本しかないから、行けるけど帰ってこれない」 と、こんなありさま。田舎のバスなんて、基本的に走っていないものと考えるべきなんだろうね。実際僕も全然利用しなかったし。まず整理券を取って降車駅の時点で表示される金額を確認するのも今思うと超めんどくさいんだよなぁ。 (以下略、続きはソースでご確認下さい) 2025年9月13日 6時0分 キャリコネニュース 画像…