1 名前:昆虫図鑑 ★:2023/09/11(月) 10:37:24.78 ID:FggT9nyt.net 韓国のソウル市が今月5日、市中心部にあった慰安婦問題を後世に伝えるためのモニュメントを撤去した。モニュメントを手掛けた芸術家が強制わいせつの罪で有罪判決を受けたことに伴う措置。一方、元慰安婦支援団体「日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯」(正義連)などは「歴史を消し去る措置」と反発し、撤去を一時、阻止しようとした。 韓国メディアによると、元慰安婦らの名前や連行されていく女性の姿が描かれたモニュメントはソウル市中区のナムサン(南山)公園内に2016年に整備された広場「記憶の場」にあった。モニュメントは美術作家のイム・オクサン(林玉相)氏が手掛けた作品で、7年前に設置された。当時、女性運動団体と市民社会による「設立推進委員会」がつくられ、市民からの募金も行われた。2016年の除幕式には、元慰安婦らも参加した。 しかし、自身が運営する研究所の職員に対する強制わいせつ罪に問われた林氏は、先月の1審の裁判で、懲役6か月、執行猶予2年の有罪判決を受けた。これを受け、性犯罪を犯した人が作った慰安婦作品を設置することは不適切だとして、モニュメントを撤去すべきとの声が高まった。ソウル市が市民を対象に実施した世論調査では、65%が「撤去すべき」と回答したという。 オ・セフン(呉世勲)ソウル市長は「元慰安婦への侮辱だ」として撤去を決定した。慰安婦問題を後世に伝えるための作品を手掛けた作家が性犯罪を犯したことには驚かされるが、正義連は強く反発。「強制わいせつをしたアーティストが反省もなく(慰安婦のための行動を)共にしたことに憤っている」としながらも、「撤去はこれほど急ぐべきことなのか納得できない。林氏を口実に歴史を消そうとしているだけだ」とソウル市の対応を批判した。正義連のメンバーたちは4日午前、モニュメントの前で抗議活動を展開し、撤去を阻止しようとした。 しかし、ソウル市は5日、予定通り1日遅れでモニュメントを撤去した。この対応に、韓国紙のハンギョレ新聞は、「『記憶の場』にある造形物は林氏個人の作品ではなく、国民2万人あまりの募金によってつくられた『集団創作物』であるだけに、性急な撤去措置は適切ではないとする反発も出ている」と伝えた。同紙によると、撤去された林氏の作品「世の中のへそ」にはフェミニズム作家の絵が飾られている。同じく撤去された林氏の作品「大地の目」には元慰安婦の1人からの要請を受け、「慰安婦証言録」から抜粋した被害女性たちの証言と名前などが刻まれている。撤去を疑問視する人たちからは「林氏の過ちのために、慰安婦の絵や名前、『忘れないでほしい』との声まで、全てぶち壊されなければならないのか」と訴えているという。 一方、朝鮮日報は5日付の社説で、撤去阻止の行動に出た「正義連」に批判を向けている。同紙は、「慰安婦被害者たちに寄り添って女性人権運動をしてきた団体になぜこのようなことができるのか、理解に苦しむ」と疑問視した。その上で、正義連がこれまで元慰安婦の支援活動を通して「戦時に女性の人権を蹂躙(じゅうりん)した日帝(植民地時代の日本)の蛮行を告発し、公論化した」と主張してきたと指摘。「それならば、強制わいせつという犯罪に誰よりも憤るのは当然だ。しかし、逆の行動を取っている」とし「正義連には『慰安婦被害者支援』『女性の人権』より『民衆芸術家を守る』ことの方が重要な問題のようだ」と批判した。 正義連をめぐっては、前トップのユン・ミヒャン(尹美香)氏(現・無所属の国会議員)が、団体への寄付金を私的に流用したなどとして起訴され、現在、公判中だ。朝鮮日報は、正義連がモニュメント撤去阻止の動きを見せたことと絡め、「尹美香議員の事件も偶然ではないだろう」とし、元慰安婦の支援活動への本気度を疑った。 Copyrights(C)wowkorea.jp 5 引用元:…