1 名前:仮面ウニダー ★:2023/06/17(土) 06:36:41.75 ID:crapL4uf.net ・「7年ぶりの雪解け」を準備していたと見られる北朝鮮 2016年2月に交渉が決裂して以来、7年ぶりに日本と北朝鮮の協議が再開しそうだ。 ー中略ー 最近、日朝両国から出る発言は、相手に伝わることを意識した「公開メッセージ」だと見られる。 岸田文雄首相は5月27日土曜日に都内で開かれた「全拉致被害者の即時一括帰国を求める国民大集会」で、 日朝高位級協議を行う意向を示した。 朝鮮中央通信は29日月曜日午前、日朝関係について 「両国が互いに会えない理由はない」などとする北朝鮮のパク・サンギル外務次官の談話を伝えた。 北朝鮮を逃れた朝鮮労働党元幹部は、北朝鮮の外務次官談話について「事前に準備されていた可能性が極めて高い」と語る。 北朝鮮では政府次官級以上の人事は最高指導者が自ら決裁する。 日朝交渉を巡る対応方針の決定も、最高指導者の決裁が必要だ。 元幹部は「土曜日に日本側の動きをつかんで、日曜日に金正恩のサインをもらうのは極めて困難だ。 事前に、日本側から高位級協議の提案があることを知って、事前に決裁を取っていたとしか考えられない」と語る。 ・いま日本に接近する理由 また、この元幹部は5月末当時、「岸田の発言は、私的な集会でのものだ。本気なら国会などの場で約束すべきだ」と語っていた。 果たして、岸田首相は6月8日の参院財政金融委員会で 「首脳会談を早期に実現すべく、私直轄のハイレベル協議を行う努力を続けたい」と答弁した。 北朝鮮側は、日本から前向きな発言を得られたと受け取っているだろう。 一方、北朝鮮は15日夜、日本海上の日本の排他的経済水域(EEZ)に短距離弾道ミサイル2発を撃ち込んだ。 松野博一官房長官は16日の記者会見で「断じて容認できません」と語ったが、一方で日朝協議に対する前向きの姿勢は維持した。 元幹部の指摘通りなら、以上の状況を鑑みるに日朝の秘密交渉はすでに始まっていると見るべきだろう。 北朝鮮は新型コロナのため、2020年1月に国境を閉鎖したが、間もなく封鎖を解除する見通しだ。 そうなれば、2014年5月に結んだ「ストックホルム合意」の再現を目指し、第3国で日朝の当局者が秘密接触を繰り返すことになる。 北朝鮮はなぜ、日本との交渉に再び、関心を持ったのだろうか。 少なくとも、米朝協議が再開できない今、核とミサイルの問題が解決するめどは立っていない。 核・ミサイル問題に進展がなければ、たとえ拉致問題が解決しても、日朝国交正常化は難しいだろう。 すなわち、北朝鮮が一番期待している日本の大規模経済協力も受けられないことは変わらないはずだからだ。 ただ、日本の外交官として6度、北朝鮮を訪れた山本栄二・前駐ブルネイ大使は、 「北朝鮮はかつて、中ソの間を生き抜いた。大国の間で自国の利益を追及するのが、北朝鮮外交の伝統だ」と語る。 過去、日本に接近したときも同じだった。 1990年9月の金丸信・元副総理らの訪朝の前年には東欧の共産主義諸国が次々に崩壊したタイミングだった。 2002年9月の日朝首脳会談の前年には、米国で同時多発テロが発生。 ジョージ・W・ブッシュ米大統領は02年1月の一般教書演説で北朝鮮などを「悪の枢軸」と呼んだ。 山本氏は「今の北朝鮮は中国頼みだが、北朝鮮外交のDNAは、中国だけに頼るのは危険だとささやいているのだろう」と話す。 ・中国との緊張感、国内の餓死者や凶悪犯罪は3倍に ー後略ー 牧野 愛博(朝日新聞外交専門記者) 全文はソースから 現代ビジネス 6/17(土) 6:03配信 引用元:…