1 名前:荒波φ ★:2023/05/19(金) 10:38:35.17 ID:G2Gw3UOP.net ■日韓両国の懸案が残ったままでは禍根を残しかねない ■「招待国枠」での韓国の参加は2回目 5月19?21日の日程で主要7カ国首脳会議(G7サミット)が広島市で開かれます。G7サミットには、メンバーの7カ国のほかに、「招待国枠」というものがあります。「招待国枠」にどの国を招待するかは、議長国の裁量によって決められます。 今回のサミットは日本が議長国なので、日本が招待国を決めました。招待国はインド、インドネシア、オーストラリア、韓国、クック諸島、コモロ、ブラジル、ベトナムの8カ国です。 韓国は、2021年6月に、英国のコーンウォールで開催されたG7サミットに、招待国として初参加しました。当時の文在寅大統領は「韓国の国際的地位はG7諸国と肩を並べるものとなった」と強調して、国内向けに喧伝していました。 この時のサミットで、韓国政府は首脳の集合写真を加工して、公式SNSに掲載したことが話題になりました。端に立っていた南アフリカ首脳の姿をカットして、文在寅大統領が中央に近い立ち位置になるように写真を加工した上で、韓国政府は「この位置、この姿が大韓民国の地位だ。私たちはここまで来た」などと伝えていました。 その韓国にとっては、今回が2回目の「招待国枠」参加になります。 過去に、韓国をG7の正式メンバーに加えようとする提案がなされたことがあります。2020年のG7サミットはコロナ禍のためオンラインでの開催となりましたが、議長国だった米国のトランプ大統領が事前に、韓国、オーストラリア、インド、ロシアをメンバーに加える提案をしていました。この時、ドイツ、英国、カナダ、日本が反対しています。 2021年のG7サミットでも、議長国英国のジョンソン首相が韓国、オーストラリア、インドをメンバーに加えることを提案しましたが、日本が反対しています。日本としては、竹島問題や歴史認識問題の対立で関係が冷え込んでいた韓国を正式メンバーに迎え入れ、協調して行くのは難しいことも理由の一つだったと考えられます。 しかし、状況は大きく変わりました。 ■日本が認めれば韓国の正式メンバー入りも 今や岸田首相は5月7日に訪韓し、「(日韓両国の)関係を強化し新しい時代を切り開きたい」などと述べるなど、韓国との協調に前向きです。日本が韓国を正式メンバーとして認めれば、韓国はG7に加わることになるでしょう。その可能性が高まっていると言えます。 特に、英米は中国や北朝鮮の脅威に対抗するためにも、韓国との協調が欠かせないという立場で一貫しています。 G7の加入には、明確な基準はありません。メンバーである7カ国(カナダ、フランス、ドイツ、イタリア、日本、英国、米国)の同意さえあれば、新たな国の加入が認められます。 もともとG7は、米国が友好国を集めて、共産主義に対抗し、オイルショックの混乱を乗り切るために、連携しようとしたことがはじまりです。 1973年のオイルショックについて協議するために、英国、米国、西ドイツ、フランスの財務大臣が集まりました。さらに、米国から、この4カ国に日本を加えるよう提案があり、受け入れられました。これが「原5カ国」、つまりG7の原形となった会議体です。 1975年、フランスで、この5カ国で第1回目のサミットが開催されます。ところが、イタリアの首相アルド・モロは自国が外されたことに不満を抱き、第1回会議に乗り込んで来たので、5カ国は渋々、イタリアの加入を認めます。さらに、翌年、米国がカナダの加入を提案し、これが認められて「G7」となります。 冷戦終結後、ロシアも加わり「G8」となりましたが、2014年のロシアのクリミア侵攻で、ロシアは除外され、再び、「G7」となります。 2023.5.18(木) 引用元:…