白銀の世界を求めて、外国人観光客が詰めかける北海道。香港からの観光客「北海道の気候を裸で感じたい」今、人気の映えスポットで迷惑行為が問題になっている。韓国や台湾などから連日多くの観光客が訪れる美瑛町。お目立ては「青い池」。今の時期は池に氷が張っているが、これが解けると、美しいコバルトブルーに水面が輝く。夜になると、幻想的にライトアップされる青い池。 冬しか見られない特別な絶景スポットだが、なぜか凍った水面には、たくさんの足跡。一部の客が、写真を撮るために立ち入っているというのだ。カメラがその瞬間をとらえた。立ち入り禁止の柵があるにもかかわらず、雪が積もった崖を下りる日本人男性。氷の張った池を歩き始めたその時、氷の上でまさかのジャンプ。氷が割れ、氷点下の池に落下すれば、命に関わる大変危険な行為。取材班は、このグループを直撃。すると、耳を疑うような答えが返ってきた。 青い池に侵入した男性「入っていない。(さっき入っていなかったか?)大丈夫だと思う」、「(ジャンプしていた?)シカかな?」一方、青い池の近くにある別の撮影スポットでは...。 道路の真ん中で撮影する多くの外国人たち。道路を完全にふさいでいる。取材中、車で移動している時も何度もひやりとする瞬間があった。さらに路肩に目を向けると、迷惑駐車がずらり。観光バスが通ると、通行の邪魔になってしまう。 観光協会の担当者は、日本語が通じない外国人に対し、ジェスチャーで車を動かすように指示するが、大苦戦。 雪の上に倒れて遊ぶ外国人男性だが、そこは立ち入り禁止のエリア。 撮影スポットの周辺は畑であるため、中に入って踏み荒らされてしまうと、農業ができなくなるおそれがあるという。 あとを絶たない迷惑行為。北海道・美瑛町は、「SNSを活用するなどして注意喚起を行っていく」としている。…