[ 1 ] 2/21(火) 17:38配信 活動再開から1年。かつての「繊細な渡部」とは違う、と話す渡部建(50)。1年7か月の自粛期間を経て顧みた自身の慢心、そして染みた妻の支え。講演活動、書籍の執筆、結婚式の司会……。自分にできることは何か、模索の末にたどり着いた「答え」とは。 中略 妻、佐々木希の第二子妊娠のニュースは、驚きを持って迎えられた。 おめでとうございます、と言うと、渡部は照れ臭そうに微笑んだ。 「もう頑張るしかない。本当にありがたいですし、なおいっそう頑張らないとな、っていう感じです」 この数年間で学んだことは、「感謝の気持ち」だという。 「家族に、まわりに、助けてくれた人、心配してくれた人への、感謝の気持ち。ここが足りなかったと思う。迷惑をかけた相手には、とにかく一生謝ろう。手を差し伸べてくれた人のために、尽くそう。そういう、シンプルな目標ができました」 反省をしつつ、行動的になるっていうイメージですかね。もちろん迷惑をかけたり、不愉快な思いをいまだにさせてしまっている方、たくさんいるので、そういう方にはもう、一生かけてでも謝りたい。鈍感力とか、図太さがないと、とても世には出ていけないですよ。デジタルタトゥといいますけど、それでいうと、もう僕、顔面に和彫りでコイを入れてるようなものなので。以前は、『トイレ行ってきていいですか』も言えなかったんですよ、みんな『エッ』ってなるんで。でもそういうことを気にしすぎていたら、もうダメだと思ったんです。昔の繊細な渡部だと、もう持たない。ある程度意識して、ポジティブにというのが、テーマではありますね」 騒動直後、ネットには罵詈雑言が溢れたが、直接面と向かってひどい言葉をぶつけてくる人はほとんどいなかった、と話す。 「町中でも『頑張ってくださいね』とか、『待ってますね』って言ってくれる人はいますけど、わざわざ肩をトントンして、『お前気持ち悪いな』って言う人はいないんです。飲食店でも、家族で行った旅行先でも受け入れてもらえましたし、リアルな世界では、たくさんの人たちに癒してもらいました。過去のことを考えても、戻ることはできません。将来テレビに出られるのか、どうなるのかも、自分の力ではどうすることもできないじゃないですか。こんな僕でも、リアルに必要としていただけるところで頑張ろう、シンプルにそう思えるんです」 感謝の思いと、勤労の充足感。絶頂期には見えなかったものが今、渡部を前へと突き動かしている。…