1: ワロスな名無しさん 2025/09/02(火) 07:24:22.50 ID:??? TID:choru 日本の魅力や関係者の努力もあるが、なんと言っても外国人が日本に惹きつけられる理由は、何もかも「激安の日本」ということだ。 以前、知り合いの米国のビジネスマンが、「毎日が天国」と言いながら、高級レストランに昼夜立て続けに通う姿を見て、なんとも言えない気分にさせられたのを思い出す。 米国で起業したばかりの日本人の若者が「日本に帰る理由を考えたけど、一つもなかった。強いて挙げれば、そこそこおいしいご飯がタダ同然で食べられることかな。アメリカだと、日本の何倍もするからね。まあ、その分稼げばいいだけだけど」と笑って語ったというエピソードを本コラムで紹介したこともある(2018年4月30日配信「南北会談で“外交の安倍”のウソが露呈 今そこにある日本の危機とは?」)。7年前のことだ。 その頃の日本は既に「安くて美味しい国」だった。しかし、それにも少しずつ変化が見られるようになった。日本人が先進国の中で唯一賃金が上がらない貧しい国民になったことで、人々の平均的な味覚は確実に落ちていくからだ。 テレビでは、毎日のように、コンビニ、ファストフード、ファミレスなどのとても美食とは言えない料理や食品の宣伝めいた番組が流れている。インスタ映えだけが取り柄のメニューを有名レストランさえ提供する現実も目にするようになった。「貧すれば鈍す」の象徴のような現象だ。 人々が貧しいから、飲食店の方も、とにかく「安く」料理を提供せざるを得ない。食材の質を落とし、手間も省く。一方、売り上げは増やしたいから「映える」食事を提供する。「努力」の先が袋小路に向かっているように思えてならない。 そんな国では、有能なシェフは育たない。最近最もショックを受けたのは、ミシュランの星つきレストランの数が世界一多い東京で、その数が「12年の247店から、25年は3割減った」(筆者注:25年版の星付き店数は170店)という、日本経済新聞のニュースを見た時のことだ。 色々な要因があるとは思うが、これだけ国際的に見て相対的に貧しくなり、人々の味覚も落ち、食文化も崩壊して行く国から美食の店が減るのは自然な流れかなと、悲しいけれども納得してしまう自分がいる。 こうして見てくると、「なんと哀れな日本人」というタイトルをつけたくなるのだが、実はそうでもないかもしれないと思うこともある。 詳しくはこちら 引用元:…