4人の容疑者のうち、渡邉容疑者が首謀者とみられている、フィリピンに拠点があった特殊詐欺グループに加わるための“研修”に参加したという男性が取材に応じました。男性は、自身が被害に遭ったことがあるため詐欺の実態を知りたいと、2019年に「闇バイト」に応募したといいます。闇バイトのサイトには「電話オペレーターの仕事。月に100万円稼げる」といった内容が書かれていて、グループからは時間がたつとメッセージが消えるアプリでのやり取りを求められました。男性は到着した日から3日間、詐欺の電話をかける手順などについて教えられたといい「ほかの人がかけている電話の会話をじっと聞いていることが多かった。銀行員や警察官、金融庁の職員を名乗って次々に電話をかけていた。電話をかける先の名簿は一日に2、3回は変わっていたと思う。名前と住所と電話番号が書かれていて、高齢者が多いと聞いた。グループの幹部は私たち新人には優しく接していたが、成績をあげられない人には『技術が足りない』とかなりきつく叱責していた」と話しました。さらに「金曜日にはその週の締めをやっていて『成績優秀者』の名前を呼んで表彰していた。今週は20万とか30万もうけたと言って羽振りのよさそうな人もいた。その先には被害者がいるわけでやるせない気持ちが強くなった」と振り返りました。※上記リンクより、一部抜粋しています。続きはソースで関連記事…