元スレ 全てのレス 1: ◆TEm9zd/GaE:2016/08/31(水) 18:57:52.85 :rrVRg1DW0 暗い部屋。 そこは石の壁が四方を覆っており、その空間にいるものを息苦しく思わせる。 巫女「女神様、現れください」 その空間に、凛とした鈴のような声が響いた。 直後、学校の机程の大きさをした台の上に、赤い焔が灯った。 焔はごうごうと盛りを上げて燃え上がり、人一人覆えるかといった大きさまで膨らむと、静かに弾けた。 女神「――ワレを呼ぶは、そちか?」 力強く透き通るような絹声。 弾けた焔の中から、一人の女性の姿が現れた。 巫女はその姿を認めると、 巫女「はい……」 緊張した面持ちでそう言った。…