今までにあった最大の修羅場を語るスレ3624: ↓名無し↓ 14/12/04(木) 19:17:52 ID:5tF 子供の頃の修羅場。フェイクなしで書くけど、俺は当時、神奈川県の「綾瀬市」に住んでいた。で、その綾瀬市には駅がないので、最寄り駅は隣の市のA駅だった。これが前提。小2のとき、祖父母の家に行くのに1人で電車に乗ってみることになった。駅までは親と祖父母に送り迎えしてもらって、乗り換えはなく、ただ1本の電車に50分くらい乗るだけだから親も俺自身も行けると思った。行きは無事に辿り着いたんだけど、祖父母にめちゃくちゃ褒められて調子に乗ってしまった。祖父母の家の最寄り駅には、「綾瀬行き」の電車が来る。でもその「綾瀬駅」は「綾瀬市」とはなんの関係もなく、千葉寄りの東京にあり、路線も違う。しかし電光掲示板で「綾瀬」の文字を見た俺は、その電車でも帰れるんだと思い込んでしまい、○○行き(A駅まで1本で帰れる)に乗るんだよと何度も言い聞かせられていたにも関わらず、「言われたのと違う電車で帰ってびっくりさせてやろう!」などと思い立ってしまったのだ。駅員さんに綾瀬に行く切符ください!と頼んで切符を買い、意気揚々と綾瀬行きに乗り込む俺。当然その電車は見たこともない景色(地下鉄なのでずっとトンネル)の中を進むわけだが、終点が地元だと信じて疑わない俺は冒険を大いに楽しんでいた。そして無事に(?)綾瀬駅に降り立ち、母と約束していた通り、公衆電話から「着いたよ!」と自宅に電話をした。が、ここで2つ目のミス、綾瀬駅にいると母に伝えなかった。母が「じゃあ今から迎えに行くから改札の前にいてね」と言ったので改札前にいたが、当然待てど暮らせど母は現れない。正確には覚えていないが、1時間くらいは待ったと思う。ようやく母ちゃん来るの遅くね?と思った俺がもう一度自宅に電話すると、もう大騒ぎ。母:あんたどこにいるの!?俺:改札の前にいたけど…。母:いなかったよ、A駅の改札に!俺:あっ、綾瀬駅にいるんだよ。母:はぁぁぁあ!?あんたそれ千葉県だよ!(母は綾瀬駅を千葉県だと思っていた)こうして真実はわかったが、褒められるとばかり思っていたのに怒られてしかも全く知らない土地にいることを自覚した俺はパニック。なぜか電話を切った。しばらくその場でぐすぐす泣いていると、ずっと改札前にいるのを不審に思っていたらしい駅員さんが保護してくれた。どうしたの?と聞かれると、まだパニックな俺は「A駅ぃぃぃっうわあああん綾瀬ええええええっっっおがあざあああああん」と某NN村さんの会見ばりの号泣が止まらなくなってしまい駅員さん困り果て…十数分程そんなやりとりをしていると、母が綾瀬駅に電話してきてくれて駅員さん状況把握。俺も母と話してようやく落ち着いた。結局、父が車で片道2時間近くもかけて迎えに来てくれて俺の冒険は終わった。15年経った今でも鮮明に覚えてるくらい俺にとっても修羅場だったけど、両親や祖父母にとってはもっと修羅場だっただろう。母はその後かなりの過保護になった。それから、宥めても宥めても止まらない俺の号泣会見に付き合い、さらに父が迎えに来てくれるまでずっと俺が当時ハマってたアニメごっこにも付き合わされた駅員さんにとっても修羅場だったかもしれない。文才なくて、長くなってしまい申し訳ないです。…