ホンダは電動二輪事業の株式上場を検討している。二輪車市場で世界首位のホンダが電動バイク分野への進出を加速する動きとなる。 ホンダは13日、2025年までに10車種以上の電動バイクを世界で発売し、30年までに年間350万台を販売する目標を発表した。電動バイクが販売台数に占める割合は現在の1%未満から15%に上昇することになる。 ホンダの常務執行役員、野村欣滋氏は電動二輪事業を別会社として切り離し、株式の一部を証券取引所に上場する案を検討していると述べた。検討はまだ初期段階で、上場のメリットとデメリットを考慮しているところだという。 野村氏は電動化を推進するような社内の変化への期待を表明。現在のところ、電動バイク分野への展開を強化するために外部から資金を調達する必要はないとの見解を示した。 ホンダは14日、上場を検討していると一部で報じられた電動二輪事業について、「電動化の取り組みは長期にわたるもので、例外を設けずさまざまな可能性を検討しているが、現時点で分社化して上場する計画はない」とのコメントを発表した。 電動二輪事業の上場については、米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が13日、ホンダの常務執行役員、野村欣滋氏の発言として報じた。報道によると、検討はまだ初期段階で、上場のメリットとデメリットを考慮しているところだとしている。…