1:蚤の市 ★:2022/09/08(木) 08:23:10.28 ID:Qow/+iy/9.net 中古車まで価格高騰、新車と逆転現象も… 自動車もはや「高値」の花 「中古車のサブスク」人気 中古車の価格が、新車を一部で上回る逆転現象が起きるなど高騰している。半導体不足による新車生産の落ち込みが、買い替えの停滞を誘発した結果、中古市場に出回る下取り車が減ったためだ。新車の方も引き続き、原材料高による実質値上げが相次いでおり、車が手の届きにくい「高値」の花になりつつある。(大島宏一郎) 「新車より中古車が高値になる例もある。安く買える車はない」。中古車販売店の男性社長(61)=千葉県船橋市=は打ち明ける。 男性によると、特に値上がりしているのが、トヨタ自動車のミニバン「ヴォクシー」やスポーツタイプ多目的車(SUV)「ランドクルーザー」。新車価格が309万円からのヴォクシーは中古車(2020年式)で、傷が少ないなど条件が似ている車と比べても「昨秋に200万円台だった価格が300万円台で取引されている」。あまりの価格高騰に購入希望者に「買うなら来年ごろの方が良い」とアドバイスするほどだ。 ◆減産→買い替え停滞→下取り車不足(略) ◆「欲しいけど買えない」需要 中古車サブスク好調 新車や中古車の価格が高騰する中、月々数万円の定額払いで中古車を利用できる「サブスクリプション」(定額制)サービスが人気を集めている。新車の納期も長期化し車を手に入れるハードルが上がる中、「欲しいけど買えない」という需要を取り込もうと、メーカー各社も中古車のサブスクに参入し始めている。 「妊娠した妻の通院のために車がすぐに欲しかったけど、新車は納期が遅いという不安があった」。昨年7月から中古車の定額制サービスを利用する20代の男性会社員=千葉県松戸市=は、申し込みから1カ月以内に納車された点に魅力を感じたという。 男性が利用するサービスは「ナイル」(東京都品川区)が運営している。同社によると、中古車価格が上昇した昨年は契約者数が前年比で5.2倍に増加。今年1~7月も前年同期比で2.3倍に伸びた。利用料は月額1万円台から。納車は最短4日からで、広報担当者は「新車も中古も価格の高騰で購入が難しくなる中、早く安く利用できる点をメリットに感じてもらえている」と手応えを語る。 メーカーでは、トヨタの定額制を手がける「KINTO」(キント)が7月から中古車のサブスクを都内で始めた。利用料は月額3万円台から。最短1.5カ月から納車可能で、担当者は「気軽に車を利用してもらう選択肢になれば」と話す。この他、ホンダは4月から中古車のサブスクを全国に拡大。スズキも1月から始めるなど、購入をためらう顧客の需要を狙おうとしている。 東京新聞 2022年9月8日 06時00分…