10代の妊娠を防ぐため「育児シミュレーションプログラム」を導入したところ逆に10代で妊娠する女性が増えてしまったという事例一部の国や地域では10代での妊娠・出産を防ぐため、性教育プログラムの一環として赤ちゃんの子育てを疑似体験する「赤ちゃんシミュレーションプログラム」が提供されています。ところが、2016年に発表された論文では、これらのプログラムが逆に10代で妊娠する女性を増加させてしまったという研究結果が報告されています。(中略)被験者の医療記録を20歳になるまでの6年間にわたり追跡した結果、標準的な妊娠予防プログラムに参加した少女の約11%が妊娠したのに対し、赤ちゃんシミュレーションプログラムに参加した少女は約17%が妊娠したことが判明。赤ちゃんシミュレーションプログラムは10代の妊娠を予防するどころか、逆に妊娠する割合を増やしてしまうことがわかりました。…