コロナ禍で、感染リスクを減らすため人気となった「置き配」。これを悪用したストーカーまがいの配達方法が波紋を広げています。 アプリ一つで、店の料理を自宅まで届けてくれる便利さから、若い世代を中心に人気を集めていますが、先月、SNSに投稿された“ある内容”が波紋を広げています。 TikTokに投稿された画像:「町田辺りの女性、お気を付け下さい!」 こう投稿したのは、東京・町田市に住んでいた女性・Aさん。ウーバーイーツを利用したところ、背筋も凍る思いをしたというのです。 Aさん:「仕事終わって、何も食べてなかったので。頻繁にウーバーイーツを利用するので、(その日も)たまたま利用した」 先月23日、土用丑(うし)の日の夜に、ウーバーイーツで「うな丼」を注文したAさん。防犯の面から、対面での受け取りではなく、配達員がドアの前に商品を置き、インターホンを鳴らして離れた後に受け取るという、置き配を選びました。 Aさん:「(ドアから)5歩くらいの所に置かれていました」 不自然にドアから少し離れた場所に置かれていたという、うな丼。女性が取りにいったところ、なんと、見知らぬ男性が物陰からその様子を見ていたというのです。 Aさん:「死角で見えない所に人影があり、ずっとチラチラ見ている感じ。(距離は)3メートルくらい。一瞬だったので、そこまで考えずに、何か気持ち悪いなぁくらい」 商品を取った後、すぐに玄関のカギを閉めたというAさん。しかし、その直後、配達員の男性から、アプリを通じてメッセージが届いたのです。さらに、非通知で2回の着信がありました。Aさんは、恐怖に怯えながら、一夜を過ごしたといいます。 Aさん:「すごい気持ち悪いし、ただただ恐怖。怖いと気持ち悪いの両方ですね」 ところが、被害はこれだけにとどまりませんでした。翌朝、自宅のドアを開けたAさんが目にしたのは、驚愕の光景でした。その時に撮影した写真です。自宅のインターホンに、白い塗料が吹き付けられていたのです。 さらに、郵便受けが荒らされていて、公共料金の請求書などの封筒が開けられていたといいます。…