1: 七波羅探題 ★ 2025/08/22(金) 07:10:26.21 ID:9FJmH9kO9 山梨県富士河口湖町にある、コンビニ越しに美しい富士山が見えると話題になった「コンビニ富士山」のスポット。 2024年、大きな注目を集めたことで、集まった観光客による危険な道路の横断などが横行。2024年5月に高さ2.5mの「目隠し用の幕」を設置する“異例の対策”に乗り出しましたが、現在はどうなっているのでしょうか…。 『サン!シャイン』の取材班が、8月19日に問題の現場を訪れてみると、驚くべき光景が広がっていました。 取材スタッフ:新しい幕は高さが1.4mということで、だいたい大人でも肩か胸あたりになります。富士山とコンビニがよく見えます。 なぜか、幕は1m以上も低くなり、大人の顔がはみ出るように! そこから「コンビニ富士山」がよく見えるため、現在も多くの外国人観光客が訪れていました。 再び観光客が殺到したことで、取材中、何度も危険な横断を目にします。 取材スタッフ:危ないですね。今、クラクションを鳴らされました。そして、車道で立ち止まってしまいました。すぐ後ろに自転車も来ています、相当危ないですね。 なぜ効果のないレベルまで、幕を低くしてしまったのか。その経緯をたどると、地元の複雑な思いが見え隠れしていました。 ■突然低い幕に…「違法横断は後を絶たず、交通事故のリスクが高い」 2024年5月に設置された最初の幕は、高さ2.5m幅20mという大きなもの。 少し透けてはいるものの、「コンビニ富士山」は見えなくなり、外国人観光客は減少したといいます。この対応には、外国人観光客の中でも賛否がわかれ、幕にはいくつもの穴が開けられました。 そんな現場に、2024年8月、変化が起こりました。台風の接近を理由に幕が撤去され、幕の代わりに、約2.5mのポールにワイヤーが張られ、さらに、横断防止の黄色い柵も設置されるなど、車道と歩道を行き来しにくいように対策がとられたのです。 その後もしばらくはその状態が続いていましたが、2025年の8月14日に、以前黒い幕が設置されていた歩道に、新たに低い茶色い幕が設置されたのです。 しかし、設置された幕は低く、目隠しにはなりません。 「コンビニ富士山」が見られる場所のすぐ後ろにある「井ビシ歯科医院」には、敷地に無断で立ち入る人も…。 取材スタッフ:あ!危ない!危ない!今ですね横断してきた方危ないですね。こちら敷地内ではあるんですが…今、警備員の方が声かけにいきましたね。 町の人に聞くと、今また外国人観光客が増えたのは、最初の幕が撤去され、再び「コンビニ富士山」が見えるようになってから。この場所に常駐している警備員によると、1時間に100を超える人が訪れることもあるといいます。 なぜ再設置した幕の高さを低くしてしまったのか。富士河口湖町に問い合わせました。 富士河口湖町 都市整備課担当者:高いポールが大型バスのミラーに当たったとみられる跡が確認されました。また、バスが安全のため低速走行し、頻繁に渋滞が発生するなどの問題があったからです。 高すぎるポールが観光バスの通行の妨げになり、渋滞が起きていたため、低くしたと話す担当者。しかし、納得できない人も。 近隣住民(30代):やっぱ危ない、どうしても。気をつけていても急に出てきたりすると、結局車が悪くなっちゃうから。もし何か轢いちゃったりとかした場合とか、そういうのは怖いですね。 近隣住民(90代):(外国人観光客は)ここにも入ってきます。日陰になるとすごいです。並んで座って車が通れないほど、車じゃ出られないですよ。 一方で、外国人観光客により地元が活気づくこと自体には、肯定的な意見も…。 近隣の飲食店で働く人:幕が出たといって観光客が減ったりとかするのは、ちょっと嫌だなとは思いますけどね。 近隣のお土産店で働く人:観光に来られている方たちには楽しんでほしいなって思いはあるので、うまくお互いの落とし所を見つけて。写真も撮れるし、みんな嫌な思いしないねっていう状態ができればいいかなとは思う。 外国人観光客により地元が活気づく期待と、オーバーツーリズムとのはざまで、揺れる「コンビニ富士山」の町。 幕の低さは、多くの観光バスも受け入れながら、外国人観光客の危険行為も防ぎたい、そんな思いの現れだったのでしょうか。 富士河口湖町は、今後も危険な横断が続く場合、幕自体に横断禁止の看板を付け、さらなる注意喚起を促すことも考えているということです。 (『サン!シャイン』 2025年8月21日放送より) サン!シャイン 引用元: ・【山梨】『コンビニ富士山』の今…再び「幕」も高さ半分で効果なし 外国人観光客殺到で危険横断続く [七波羅探題★]…