今までにあった修羅場を語れ【その29】 undefined 312: ↓名無し↓ 21/08/08(日) 11:38:05 ID:oY.y1.L1 旦那は普段は大人しいがお酒が入ると横暴になる人だった。25歳の時見合い結婚で、出会って結婚までの半年の間、お酒はデートの時に嗜むほどしか飲まなかったで本来のその性格を見抜くことは出来なかった。べろんべろんに酔っては大声で叫びながら深夜に帰ってくることがよくあって人様に迷惑をかけるような飲み方はしないでといくら言っても、素面の時だと「分かってる。ごめん」と言うものの、お酒が入ると全くだめ。その日は結婚して3年目だったんだけど、義母から再三の孫催促の電話があって検査を受けたくともあんたの旦那が腰をあげないのに何言ってんだとイライラしていた。私の方は検査済みで問題なかったのに。そんな日に深夜2時頃酔って帰ってきて「ご主人様のお帰りだー!」なんて門扉の向こうから叫んでた。「いい加減にしなさいよ!」って言いながら家に入れると玄関に入るなり寝転がって「しもべよ!俺様を運べえええええ!!」って言われてムカついて夏だったから風邪ひくこともないだろうと、ほったらかして寝室に戻った。チラチラ離婚を考えながら眠りについた。朝、旦那は玄関で冷たくなってた。吐瀉物を喉に詰まらせて窒息したらしい。それからは地獄だった。四方八方から人殺しと言われた。地元にいるのが辛くて、たまたま見つけた県外の大手工場ラインのパート募集に応募した。フルで働けば寮に入れるのが魅力だった。引越すときには、義父母からは「生命保険を置いていけ」と言われたが「裁判でもなんでもやっていい。それで支払えと判決が出れば払います」と言った。たった3年の結婚生活だったけど、貰った保険金は私の命綱だったから。実家も捨てて来た。元々その見合い話は父親同士の仕事の繋がりからの話だったので「親の顔に泥を塗った」とか言われて。泥ってなによ。なんで私だけが責められるの。何故親なのに守ろうとしてくれないのって。泥酔した時の暴言暴力はこれまで相談したこともあったのに「酒飲みはそんなもんだ」とか言われた。その工場では1年半ほど勤めたあと転職して正社員になった。来年には40歳になるが、ひとりぼっちが寂しいなんて全く感じない。暇な時に自分だけの為に自分の大好きなものだけ料理してストックして仕事から帰ったらお風呂に入って、缶ビール飲みながら好きな番組を見てそれを食べると言う至福の毎日。結婚なんて一回やったら十分。再婚なんてどうでもいい。保険金はそのまま手つかずで老後に残してあるし、お給料は自分の為だけに使えるなら十分過ぎる。最近、軽だけど車を買った。コロナで閉じがちな生活だったけど、おにぎり作って気ままに山や海に行って景色の良い所で車を止めて、おにぎり食べながら2年前から始めた水彩画スケッチを。この先何が起こるか分からないけど、可能な限り今の生活を守り続けたい。…