漫才師の西川きよしさんが、車の運転免許証を返納し、11日、大阪の警察署で本人確認の証明書として使える運転経歴証明書の交付を受けました。 西川きよしさんは去年7月に75歳になり、このところ視力や聴力に衰えを感じることがあったということで、ことし2月に50年以上持っていた運転免許証を返納しました。 11日は大阪・箕面警察署で免許証を返納する代わりに本人確認の証明書として使える運転経歴証明書の交付を受け、警察署長から「長らくお疲れ様でした」などと声をかけられていました。 西川さんは返納に至った経緯について「スタジオにいるときにも視力や聴力で衰えを感じることがありました。これは運転でも同じだと思い、家族とも話をして、よい思い出がたくさん詰まっているときに返納しようと決断しました」と話していました。 西川さんは若いころ、車の修理工をしながらどうしても車が欲しいと思っていたということで「やっさんと組ませてもらったことで車を買うことができ、幸せだと思っている。半世紀以上運転させてもらい、一抹のさみしさがあります」とも話していました。 妻のヘレンさんは、ことし10月に免許の更新時期を迎えるということで、「『お前もやめ』と言ったが、家内は『うーん』と言っていました。おそらく返納すると思います」としたうえで「私が返納したのを知り『無理に運転するのはやめよう』と考えてくれる人がいたらいいなと思います」と話していました。…