現在ようやく盛り上がりを見せてきている世界の電気自動車市場と比較して、そもそも我々日本の電気自動車市場は、全く盛り上がっていない、ということなのです。日本の電気自動車普及率は厳しい、、 ガソリン車やハイブリッド車などを含めた、新車販売全体に占める電気自動車の販売割合を示した電動化率を見てみると、直近の8月度はジャスト2%と、なんと2021年における最高の電動化率を達成することができたものの、ジャスト2%ということは、つまり新車販売全体のうち、電気自動車はたったの50台に1台しか売れていないと捉えてみると、なんだかんだ言って、電気自動車は超マイノリティな車種であると言って間違いない、ということですね。 まず、その直近の8月度の電気自動車の販売台数は53357台と、1.5倍もの成長率を達成しながら、特に重要であるのが、新車販売全体に占める電気自動車の販売割合を示す電動化率の推移であり、なんと27.6%と、つまりドイツ市場で販売されている全ての新車のうち、4台に1台以上がすでに電気自動車となってしまっているとイメージしていただければ、いかに電気自動車の人気が高まっているのかがお分かりいただけると思いますし、そしてこの電動化率というのは、なんとドイツの歴史上最高の電動化率をついに更新してきた格好ともなりますので、ドイツを中心として、人口5億人近い巨大な市場を形成しているヨーロッパ市場というのは、まさに現在電気自動車戦争が勃発している最中である、ということなのです。…