1:シャチ ★ :2022/03/31(木) 12:39:50.36 ID:VbRgOqMr9.net 日産自動車は31日、1990年前後のバブル期に一世を風靡(ふうび)した高級セダン「シーマ」の生産を今年夏に終了すると明らかにした。秋に自動車の騒音規制が強化されて、規制に合わなくなるためという。背景には、需要の中心がSUVにシフトしてセダンの販売が低迷している自動車業界の事情もありそうだ。 日産によると、エンジンやタイヤ、排気音などを総合して検討した結果、規制に対応できないと判断した。同じエンジンをのせたセダン「フーガ」も夏に生産を終了する。同社を代表するセダン「スカイライン」については、ハイブリッド車(HV)モデルを同じタイミングで生産終了とするが、純粋なガソリン車の生産は続けるとしている。 初代シーマは88年、販売系列別に「セドリックシーマ」と「グロリアシーマ」として発売された。高級車ではあるものの、運転手付きではなく自ら運転することを楽しむための「ドライバーズカー」に位置づけられた。 バブル経済を追い風に飛ぶように売れ、「シーマ現象」という言葉が生まれた。販売台数は88年に計3万6千台、89年には計2万9千台、90年には計3万2千台、91年も計3万2千台だった。 ただ、バブルが崩壊して日本経済が「失われた30年」と呼ばれる長期低迷期に入り、失速。2010年8月に当時の最高級車「プレジデント」とともに一度、生産が打ち切られた。旧モデルの再登板がはやった12年にHVになって復活したものの、21年の販売台数は75台まで落ち込んでいた。需要の中心がセダンからSUVに移っているあおりを受けたとみられる。 Y51シーマ 3/31(木) 12:33配信 朝日新聞デジタル 画像 1988年型の初代シーマ。バブル期に人気を集め、「シーマ現象」と呼ばれた=神奈川県座間市…