1: 冬月記者 ★ 83lfbRS99 2025-08-18 09:17:37 中日・井上監督、ぶぜん「けが人出したくない」”藤浪対策”全員左打者スタメン 残りシーズン考えた苦肉の判断 ◇17日 中日4―5DeNA(バンテリンドームナゴヤ) 中日はDeNAに4―5で敗れ、クライマックスシリーズ(CS)争いのライバルに同一カード3連敗を喫した。 この日は相手先発・藤浪晋太郎投手(31)対策でスタメンの9人全員を左打者とする苦肉のオーダーを組んだが、完全攻略までは至らず。借金は今季ワーストの「12」となった。 シーズン終盤に入った中での3位・DeNAとの今カード最終戦。試合前に発表されたスタメンに右打者は1人もいなかった。 異例といえる先発投手・松葉を含めたスタメン9人全員が左打者。延長12回におよんだ熱戦に敗れた試合後、井上監督はぶぜんとした表情で先発オーダーの意図を説明した。 「オレもけが人を出したくない。ベストオーダーで臨めない。でも、それはしょうがない。そういう投手を立てられたら。普段(試合に)出ていない控えのメンバーを出しながらも左を並べるという策しかこちら側としてはない」 DeNAの先発は日本球界に復帰したばかりの藤浪。3年ぶりの1軍マウンドだった。メジャーリーグに渡る前の阪神時代から制球難を抱える豪腕は、直前の登板だった6日のイースタン・リーグ、巨人戦(横須賀)で2死球を含めた7四死球と制球に苦しんでいた。 もし、抜けた球で故障者が出れば、残りシーズンの戦いに大きな影響が出る―。背に腹は代えられない苦肉の判断だった。 7月上旬から4番で起用してきた細川、来日初出場からスタメンで出場してきたチェイビス、攻守で存在感を放っている山本はベンチスタート。代わりにこの日1軍に昇格したばかりの板山をはじめ、駿太、樋口、土田といった左打者をラインアップした。 板山は3安打、駿太はマルチ安打、樋口はプロ初安打と与えられた場所で気を吐いた。 しかし、150キロ中盤の剛球を投げ込む藤浪の前に、5回まで1得点。同点で迎えた7回2死一、二塁の好機で代打で起用された細川は四球を選んで2点の勝ち越しにつなげたが、直後に清水が追い付かれて、延長12回にはイニングをまたいだ梅野が犠飛で決勝点を許して1点差で3連敗を喫した。…