スズキは2022年2月8日、ツアラータイプの大型二輪モデル「GSX-S1000GT」を、同年2月17日に発売すると発表した。 スズキGSX-S1000GTは、ネイキッドスポーツモデル「GSX-S1000」をベースにツーリング性能を高めた、排気量1000ccクラスの大型スポーツツアラーである。2021年9月の世界初公開を経て同年10月より欧州を皮切りに順次販売を開始。このたび日本にも導入されることとなった。 エンジンはGSX-S1000と同じ排気量998ccの水冷直列4気筒DOHCで、150PSの最高出力と105N・mの最大トルクを発生。低速域からでも使いやすいスムーズなトルク特性と、高揚感のある加速性能を実現しているという。 一方で、浮動式ハンドルやラバー付きフットレスト、専用グラブバーは同車独自の装備となっており、長距離ツーリングにおける疲労を低減。ハンドルバーの幅を広げ、ハンドル位置をライダー側に近づけることで、よりツーリングに適したアップライトなライディングポジションを実現している。また、空力性能を追求したスクリーンや専用設計のシートを採用し、ライダーの快適性を向上させている。 装備も充実しており、電子制御システム「S.I.R.S.(スズキインテリジェントライドシステム)」や、スズキ初となるスマートフォン連携機能付きの大画面フルカラーTFT液晶メーターなどを搭載。日本仕様にはETC 2.0車載器も標準装備される。 カラーリングは「トリトンブルーメタリック」と「リフレクティブブルーメタリック」「グラススパークルブラック」の3種類。価格は159万5000円となっている。…