1958年の初登場から60年以上の超ロングセラーを誇るホンダ・スーパーカブシリーズ。2022年は、スーパーカブ110がディスクブレーキを採用するとの情報をキャッチした。 スタンダードグレードでは初の装備に加え、ABSやキャストホイールも採用するなど大きな節目を迎える。これにはカブの購入層における趣向の変化も影響しており、ブーム下のカブをとりまく状況も解説する。 ほとんど形を変えずに60年以上も日本人の生活を支え続けてきたホンダのスーパーカブ。現在は50ccと110ccモデルの二つの排気量帯で販売が続いており、2022年型では110cc版がフルモデルチェンジするとの情報をキャッチした。 最も大きな進化は足まわりで、なんとカブにディスクブレーキとABSが装備されるというのだ。これは、初代スーパーカブ以来の流れを受け継ぐスタンダードグレードでは初の装備。見た目にノスタルジックなドラムブレーキが見られなくなることを惜しむ声が聞こえてきそうだ。 さらに、前後ホイールは従来のスポークからキャスト製になるという。これによってスーパーカブの外観が一気に近代化するはずで、再現してみたのが編集制作のCGとなる。リアルクラシックだったスーパーカブがネオクラシックのジャンルに入れられそうなくらいの変わり映えだ。 もちろん、スーパーカブ110をベースとするクロスカブ110も同様の変更を受けることは確実。エンジンは、すでにタイで発売されている新型スーパーカブ(110cc)の完全新設計ユニットを採用することで、排出ガス規制に対応しつつ性能維持を図るだろう。ともにこの春のデビューが予想されている。…