1:七波羅探題 ★:2021/09/28(火) 19:17:29.23 ID:DTwPazSd9.net 読売新聞オンライン2021/09/28 15:59 “車検などを行う国家資格・自動車整備士の担い手不足が深刻化している。若者の車離れや職業の多様化などが要因といい、試験の申請者は15年で5割近く減った。自動車整備工場などの現場では人材の奪い合いも起きており、国は車の安全確保にも影響を及ぼしかねないと懸念している。(越村格) 入学者減 「ここは異常なし」。専門学校「東京自動車大学校」(東京都葛飾区)の実習場で22日、つなぎ姿の生徒たちが声を掛け合いながら、ボンネットの中をのぞき込み、故障箇所を探した。 タブレット端末を車の電子システムに接続して異常をチェックし、リフトで車を持ち上げて底面も点検。3年生の男性(20)は「子どもの頃から車が好きで、実習で組み立てたエンジンが動いた時は感動した。整備士として就職したら、色々な車を扱ってみたい」と笑顔を見せた。 同校は、4年制の1級整備士コースや2年制の2級コースなどがあり、約500人が学ぶ。教材にレクサスやフェラーリなどの高級車や燃料電池車もそろえ、即戦力の人材育成を強みとするが、数年前から定員割れが続く。小倉基宏校長は「大学へ進む人が増えたうえ、車に憧れる子が減っていると感じる。車社会を支えるやりがいのある仕事なのに、生徒の確保は難しくなっている」と語る。 負担増加 自動車整備士は、法令で義務づけられている車検と定期点検、修理などに従事し、整備工場には一定数が必要とされる。全国で約34万人にのぼるが、新たに整備士になる人は年々減っている。 全国48の整備士専門学校でつくる「全国自動車大学校・整備専門学校協会」などによると、2020年度の入学者数は約6300人で、05年度(約1万1200人)の半数近くに落ち込んだ。 試験(学科)の申請者数も05年度の7万人から、20年度は3万6630人とほぼ半減した。18歳人口の減少や大学志向、若者の車離れなどが要因だという。 現場では人手不足と高齢化が進んでいる。20年度の自動車整備要員の有効求人倍率は4・5倍で、全職種の1・01倍を大きく上回り、平均年齢も45・7歳で全職種の43・2歳より高い。 横浜市の自動車工場「玉野自動車」では、5年ほど前からハローワークで求人募集しても、応募者が集まらない。整備士5人で仕事を回しているが、追いつかず、修理に4か月待ってもらったこともあった。平林潔社長は「人材会社から従業員に引き抜きの電話もあり、取り合いが始まっている。技術継承の観点からも若手を採りたい」と危機感を募らせる。” (以下読者会員記事)…