1:鬼瓦権蔵 ★:2021/09/26(日) 09:45:00.81 ID:8sA8yl2j9.net 全文 富士山ナンバー プロ野球球団マスコットから地域のゆるキャラまで『ご当地ナンバープレート』いろいろ “新たな地域名を表示したナンバープレート、いわゆる「ご当地ナンバー」が登場したのが2008年。富士山ナンバーの登場は印象深かったのではないだろうか?登場するやいなや、地域で3776(富士山の標高)をつけた車が地域で多数誕生した。 そんなご当地ナンバーもいつの間にか種類が増え、さらに2018年からは図柄入りのナンバーまで登場した。そんなご当地ナンバーで印象深いものをご紹介しよう! ■「ご当地ナンバー」によって面白くなってきた日本のナンバープレート 昔から、形状やデザインがダサいと指摘され続けてきた日本の自動車用登録ナンバープレート。縦横比はアメリカを参考にしたというが、視認性を追求したせいか、世界的に見てもクルマのサイズに対してやや大きすぎる感があり、無粋な印象が拭えない。 欧米のスタイリッシュなクルマも、無粋な日本のナンバープレートを付けるとフロントマスクまわりの雰囲気が台無しになってしまうこともある。過去には形状やデザインの見直しが検討されたこともあったが、変更する必要性は低いとの判断により長年変わらず終いであった。 しかし、そんな日本の登録ナンバープレートも2006年から導入された「ご当地ナンバー」によって転機を迎え、オモシロさを増すことに。 税金の無駄遣いやプライバシーの侵害にあたるなどの批判もあるが、ご当地ナンバーを導入する自治体は増え続けており、2018年には地域名表示ナンバープレートを導入。 その地域の観光名所や特産物、人気スポットの風景などの観光資源を図柄にした地方版図柄入りナンバープレートの交付も受けられるようになり、プレート内を彩るデザインの多様化がはじまった。 フルカラーの図柄入りナンバープレートを取得するには1000円以上の寄付金が必要となるが、モノトーン版なら寄付金ナシでも交付され、地元愛の強い層を中心に徐々に広まりつつあるのだ。 ■地域の特色が前面に出たデザインは走る広告塔の役割も 今はコロナ自粛でロングドライブはためらわれるが、各地域の特色を宣伝して走る広告塔としての役割りも期待されている。 わかりやすいところでは、仙台は独眼竜政宗のシルエット、山形はさくらんぼ、福井は恐竜、伊勢志摩は伊勢神宮など、その土地を代表する風景や文化のイラストが描かれるケースが多く見られる。 ■プロ野球球団マスコットから地域のゆるキャラまで ご当地ナンバーの導入当初は田舎くさいと冷ややかな目でみる人が多かった東京23区も、今では共感する人が増えつつあるようで、世田谷は「多摩川とサギゾウ」、杉並はゆるキャラの「なみすけ」、江東は「ゲートブリッジ」、葛飾は「菖蒲とカワセミ」など続々と導入されている。 現状ではまだそれほど見かけない気もするが、まさか役所が管轄する自動車のナンバープレートにゆるキャラが描かれる時代が来るとは夢にも思わなかった。杉並区は「アニメ産業」の集積地であることをアピールしたいなど、地域の様々な狙いが込められている。 福山での「広島カープ」などは、地元の広島カープファンにとってはたまらないだろう。筆者は西武ライオンズファンが高じて所沢市に転居したので、所沢ナンバーには是非ともライオンズのレオマークを導入してもらいたい!(笑) ちょっと面白いところでは富士山。地元どころか日本を代表する山ということで、山梨と静岡の県民の間でよく所有権を争う笑い話で盛り上がるが、富士宮市、富士市、御殿場市、裾野市、小山市の5市で使えるのは珍しいケースだ。自治体の垣根を超えた富士山麓地域として富士山の魅力をアピールしたい考え。 こうしてイラストを載せるとなると、日本独自のナンバープレートも無駄に大きなサイズで良かったと思える。反対派も少なくないとはいえ、地元愛を表現したい人にはマイカーを所有する楽しみのひとつにもなるので、ジワジワと浸透していくのではないだろうか。”…