1 名前:朝一から閉店までφ ★:2021/07/09(金) 21:54:36.21 ID:gbbatD0s9 イギリスで既存の動物愛護法で対象とする「動物」の定義について、甲殻類や軟体動物も含むべきという旨を明文化した「動物福祉(感覚)法」の審議が行われています。この法案が成立すると、動物福祉の観点からロブスターやタコを気絶させずに茹でる行為などが禁じられる可能性があります。 2021年7月8日時点で上院で審議中の動物福祉(感覚)法は、初期案では「全脊椎動物が意識を有していると法的に認める。なお、意識とは喜びや痛みなど肯定的な感情と否定的な感情を持つものである」「中央政府の政策決定が意識を有する動物に関する福祉に与える影響を十分考慮しているかを精査する専門委員会『動物感覚委員会』を新設する」「問題に関連する大臣に動物感覚委員会からの各報告書に対して議会への声明文を通じて回答する義務を持たせる」という3点を定めたものでした。しかし、新たな修正案として、カニ、エビ、タコ、イカなども痛みを感じることができるとして「甲殻類と軟体動物も含める」と、適用範囲がさらに拡大されようとしています。 この動きは、甲殻類に対する人道的な扱いを求める団体Crustacean Compassionなどが「十脚目や頭足類も意識を有している」と主張したため。2006年に成立した動物福祉法には、「意識を有しているという『十分な証拠』が発見された場合には、甲殻類と軟体動物を含めるべき」という条項が存在しており、近年は「Review of the Evidence for Sentience in Decapod Crustaceans and Cephalopod Molluscs(十脚甲殻類および頭足類軟体動物における感覚の証拠に関する報告)」などのタコやエビなども意識を有しているという論文が多数提出されている状況でした。 イギリス獣医師協会やイギリス動物虐待防止協会、ボリス・ジョンソン首相の妻であるキャリー・ジョンソン氏が後援する動物福祉団体Conservative Animal Welfare Foundationが同法案への支持を表明しています。同法が成立した場合、甲殻類を気絶状態や冷凍状態にせずに茹でる行為や、貝を生きたままシュリンク包装するという行為などが規制される見通しです。…