編集元: 【全米が】なんか笑える霊体験3【テラワロス】229: 2007/08/05(日) 12:18:19 ID:oLkIhit70 数年前の出来事だけど じいちゃんが危篤だと連絡を受けて、家族で病院へ向かった。 「よいよか」と誰もが覚悟を決めながらじいちゃんを見守っていると うっすら目を開き、ハッキリした声で「高野はなんぼにしょ?」と言ってきた。 じいちゃんの周りで顔を覗き込んでいた家族は、それぞれに顔を見合わせ じいちゃんの意思を探っていると またもや ハッキリした声で「葬式の高野豆腐は、なんぼにしょ?」っと どうやら 自分の葬式の精進落としで用意する高野豆腐の数を気にしていたらしい。 その後数日は持ち直したものの「高野豆腐」以来ハッキリした会話はせずあの世に旅立った。 その後 通夜が終わるまで、高齢の両親の代わりに 私も兄も忙しく動きまくっていた。 通夜の弔問客が途絶え 両親が別室に下がった後、私は じいちゃんの遺体の傍に座り半ば放心状態で 「親族は、こんな時にしか泣けないんだなぁ。」っと思っていると兄が横に来た。 「お疲れ。。。泣きたいなら、今泣いていいぞ。」と 何時に無く優しい言葉にホロッとしかけた時 「高野は、足りたか?」っと じいちゃんの声が・・・ ビックリして兄の方を見ると、兄も聞こえたらしくビックリした顔でコッチを見てる。 兄:「今・・・じいちゃんの声だよな。」 私:「高野は」 兄&私「足りたか?」 ビックリしたと同時に 可笑しくなって二人で笑いながら 兄:「足りたよ。」 私:「美味しかったって。」とじいちゃんの遺体に向かって言うと。 「ほなぁ。(そうか)」と またまたじいちゃんの声。 じいちゃん そんなに「高野豆腐」が気になっていたのかなぁ。…